保育園育ちの中学受験日記 国公立大学受験を終えて

保育園育ちの中学受験日記1000日 その後

AO入試が増えると日本のノーベル賞受賞は無くなる??

2017年01月22日 | 受験

中学受験関連書籍でもお世話になった

精神科医の和田秀樹先生の

”なぜ日本人ノーベル賞は国立大出身者しかいないのか”の記事を読んだ

 

 

2016年までの受賞者を調べてみると・・・

東京大学   8人
・大隅良典 生理学・医学賞2016
・根岸英一 化学賞2010
・南部陽一郎 物理学賞2008
・小柴昌俊 物理学賞2002
・大江健三郎 文学賞1994
・佐藤栄作 平和賞1974
・江崎玲於奈 物理学賞1973
・川端康成 文学賞1968
京都大学   6人
・赤崎勇 物理学賞2014
・野依良治 化学賞2001
・利根川進 医学生理学賞1987
・福井謙一 化学賞 1981
・朝永振一郎 物理学賞 1965
・湯川秀樹 物理学賞1949
名古屋大学  3人
・天野浩 物理学賞2014
・益川敏英 物理学賞2008
・小林誠 物理学賞2008
東京工業大学 1人
・白川英樹 化学賞2000
長崎医科大学(現 長崎大学) 1人
・下村脩 化学賞2008
北海道大学  1人
・鈴木章 化学賞2010
東北大学   1人
・田中耕一 化学賞2002
神戸大学   1人
・山中伸弥 医学生理学賞2012
徳島大学   1人
・中村修二 物理学賞2014
山梨大学   1人
・大村智 生理学・医学賞2015
埼玉大学   1人
・梶田隆章 物理学賞2015
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合計     25人

確かに 25人全ての方が 国立大出身であった

和田先生よると・・・

国立大:受験科目が多く、高い基礎学力がないと入学は難しい

しかしながら

医学生理学賞を、なぜ偏差値が高いはずの医学部卒(山中氏は医学部卒だが)の人が取らないのかというものがある

だそうだ

日本の理系学部は・・・自由な研究環境に恵まれたこと

逆に

医学の世界では、このような研究の自由な風土はかなり制限されている。要するに学会ボスが強すぎるのだ

教授に逆らうと、就職口でも不利になるし、研究の予算も回してもらえないシステム

上の顔色を窺う研究者が、今後もっと増えることを懸念している

だそうだ

 

2021年の春入試から

すべての国公立大学の入試がAO入試化され、ほとんどの大学で入試面接が課される

教授に逆らわないおとなしい学生ばかりが入学する 懸念があるそうだ

 

先生や権力者の言うことを批判する勇気がないと、科学はできない

と言うことでしょう・・・