認知症や寝たきりなど、家族の介護は本当にしんどいと思うときがあると思います。
まわりに家族が多いときはまだよいのですが、ひとりで介護されている方のご苦労は大変なものだと思います。
時には泣き出したくなるような時も、怒ってしまうこともあるでしょう。
そんなことではだめだと頭でわかっていても、こころは理屈どおりにはなりません。
介護の苦しさは経験したものでないとわからないものです。
この本はそんな時に、こころを落ち着かせてくれる鎮静剤のような本です。
介護のためではなく、介護者のための絵本です。
やさしい絵と言葉がこころにささったトゲを抜いてくれているようです。
うちの母はこの本を読んで、ばあちゃんに対する接し方が変わったように思います。
ばあちゃんと一緒によく笑うようになりました。
![]() |
詩画集 いっぱいごめんいっぱいありがと―認知症の母とともに |
岡上 多寿子 | |
木耳社 |
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます