クローズアップ現代-2011/5/12-どう守る”地域の宝”文化財
番組紹介のコピペ~
いま、全国各地で文化財が展示も適切な管理もされず、行き場を失うケースが急増している。自治体の財政難や市町村合併に伴って、博物館の閉館が相次いでいるためだ。一方、文化財を保有してきた寺などが後継者難や地域の過疎化で、文化財を盗難などから守れないとして、博物館に寄贈・寄託する動きも広がっている。しかし、増え続ける文化財に、どの自治体も充分な文化予算を確保できず、対応を苦慮している。新たな博物館のあり方を模索する動きなども交え、文化財をどう守っていくべきか考える。
http://cgi4.nhk.or.jp/gendai/kiroku/detail.cgi?content_id=3038
(動画あり)
これまでの博物館は文化財を収集、保管することに力を入れていたが、集めた文化財をいかに活用していくかをあまり考えてこなかった反省のもとに、番組では地域の文化財をどのように活用していくかを提案している。
ケース1:博物館が企業に収蔵品を貸し出し。企業はロビーなどに展示し、より多くの市民の目に触れることにより、企業イメージのアップと文化財活動に寄与する。
ケース2:市民の手による文化財展示。遠野では地域の文化財を「遠野遺産」として独自に選定し、活用しているが、遠野遺産の認定には市民による管理活用が条件となっている。文化財を守っていく人づくりを目的にしている活動である。
文化財は博物館でかしこまってみるものではなく、市民の生活の中に溶け込んでいく方向にむかっているのだなあ。
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