バラのささやき 創られた美の物語 NHKBS
花の女王バラの歴史を紐解くファンタジードキュメンタリー。二百年で三万品種に増えたバラと人の数奇な物語。
http://www4.nhk.or.jp/P4165/
現在のバラの種類は約3万種
しかし、本来の野生のバラの種類は約150種類であり、ほとんどは人間の手によって品種改良が行われてきたものである。
それもこの200年間に爆発的に増えた歴史がある。
それは西洋の原生バラと、東洋のバラの出会いから始まる物語であり、それまで西洋のバラにはなかった性質が取り込まれてバラの種類が爆発的に増えたのである。
そのきっかけとなlった人物は、ナポレオンの妻であったジョセフィーヌ・ドボアルネである。
一流の園芸家でもあった彼女は、世界中のバラを一カ所に取り寄せて育種を始めたのである。
ここで初めてこれまで出会った事がなあかった西洋のバラと東洋のバラの出会ったのでsある。
そして1867年にジャン=バティスト・ギヨ・フィスにより発表された「ラフランス」という品種が完成する。
それはそれまでに園芸家が追い求めてきたひとつの理想のバラであった。
それゆえ、ラフランス以前のバラを「オールドローズ」と呼び、その後のバラを「モダンローズ」と呼ぶ。
オールドローズの品種改良の中で最も利用された種類は8種類。
http://ivy-rose-love.com/engeihinsyunooya/
その中に日本原産のバラが2種類ある。
ノイバラからは小さな花をたくさん作る性質を、テリハノイバラからはつる性の性質を。
これらの性質を取り込んだ新種により、これまでになかった立体的な園芸が可能になり、ローズガーデンの表現の幅を飛躍的に広めることとなった。
さて、この番組のもうひとつのテーマは種の持つ個性についてであるのだが、それはひいては人間にも置き換えられるものであるとの解釈で番組をすすめえいるようだ。
ひとつの個性が別の個性と出会った時、新しいものが生み出されていく。
それは果てしない可能性を探す事でもあるのだけれど、どこかにきっとその個性が必要とされている。
そして、その個性をつぶすことなく引き出してやれる人が必要である。
例えば教育の世界でも、そういう別の視点をもった人間が一人でも関わることによって、個性は花を咲かせることができるのかもしれない。
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