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モンテニューの言葉 28

2023-05-22 20:56:10 | モンテーニュの言葉
モンテニューの言葉 28

上面(うわっつら)の言葉と安っぽい言葉という二つがある。
わたしは死についてセネカとキケロの違いについてよく知っている。
君は、その違いが、真実の言葉であったら、人を奮い立たせ、活力を与える、確信を与える、という真理を会得すべきだ。

ミッシェル・ド・モンテニュー


ちょっとだけセネカが「死について」語った言葉を紹介しよう。
セネカは、死について多くの著作において深い考察を行い、その思想を遺している。彼は、死を恐れず、自分自身の人生を完全に生き抜くことが重要であると言っている。

「死は人生の一部であり、それを受け入れることができる者こそ、人生を真の意味で生き抜くことができる」。

「死は我々に時間を与えるものであり、それを無駄にしないようにすることが重要である」。


「今ここに生きることを大切にし、死を恐れることは無意味である。人生において最も大切なのは、今この瞬間を生き抜くことである」。




ミーターの大冒険 プロローグ 第10話 そして、紫の星雲

2023-05-21 17:16:34 | ミーターの大冒険 プロローグ
78第10話そして 紫の星雲
ミーターの大冒険 
プロローグ 
第10話 

そして 紫の星雲

あらすじ

 アルカディアが81歳で亡くなった。彼女の知人のジスカルド・ハニスはアルカディアに感銘を受けていた。そこでミーターとオリンサスとの面倒をみると同時に、ミーターから彼女の遺言の全てを聞く。ハニスは、ミーターとともに彼女の遺志を継ぐことを決意する。それは銀河復興を成し遂げることであり、危険で無謀にみえる挑戦でもあるのだが。
 
 ハニスの直感とミーターの柔軟性のある論理思考が冴え渡る。「心理歴史学」の権威のハリ・セルダンを唸らせた、地球探査の報告書を携え戻ったガールの真実発見とはなんだったのか?「微細心理歴史学」という真理なのか?ベイタ・ダレルが、ガールの見解を正確に踏襲していた、ということなのか?ミュールの必然性とは、ますます展開が際立って来たようだ。
 そしてその究極的謎の究明には、「極素輻射体」の理解にぶち当たった。

78
ミーター ハニスさん、まだ驚くのは早すぎますよ。ある時、アルカディアはそのガール・ドーニックの著書「ハリ・セルダンの生涯」の中になにやら無造作に書かれていた暗号を拾い出して、彼女の持っていた紫色のシリンダーペンダントを重ね合わせた時がありました。
 そしたら、なにやら謎めいた方程式「セクション33A2D17」という文字が浮かび上がって来たのです。アルカディアはそれを「ウォンダ関数」と名付けました。
 アルカディアの顔の前に突然、ホノグラフが現れて、紫の一点が輝き出しました。それから、回りの青い空間が徐々に輝く紫に侵食され、それからその紫の中から、赤い粒々が現れたと思ったら、それらが結び付き、紫の中心部が赤いコブのようになって行ったのです。

 この現象が起きてから、アルカディアは、それがハリやウォンダ、そしてユーゴが大事にしていた「極素輻射体」と同じ原理の動きだと確信していたみたいです。
 後々、僕に何度もこの現象の意味を説明してくれました。
 方程式「セクション33A2D17」はトランターです。その逆関数が「線の端」を意味するターミナス。
 赤い粒々は、第二銀河帝国の誕生。
 そして、ここターミナスから、今度は、大ブラックホールの先のトランターまで一直線を引いて、それをさらに先に伸ばし、銀河の反対側辺りに目当ての故郷の星があるとふんだのです。

 そればかりではありません。
 セルダン理論の根本は「自ら変移する」こと。
 この銀河の端の向こう十九万九千光年先には、紫に輝く小マゼラン星雲があるではありませんか!


とんでもない古代史研究会の仮説

2023-05-21 16:47:58 | 地球歴史紀行
とんでもない古代史研究会の仮説
それもとても空想的
それでも
この病気は相当深刻
それらしき

土地名にしかのこらない
厳粛な現実
でもこの病気は相当深刻

「倭」の由来は「われ」にあり

「奴国」の由来も「われ」にあり

「奴国」が成立した頃からは伽耶の文化が南韓と列島でやや優勢であったろう

南韓国の「奴」は後に博多湾で定着した

「魏志倭人伝」に伝わる国名に

彌奴國
姐奴國
有蘇奴國
華奴蘇奴國
鬼奴國
烏奴國
狗奴國

の国々にそれぞれつく「奴」の文字は
それらがすべて元はと言えば
「奴国」の一部
他の国名は別口の由来

それらが時代の趨勢で別れた
それを「倭国大乱」と呼んだ

でも「奴国」の由来が韓国であったかどうかは不明

どちらかというと列島人の方であったろうと思う

さて律令制以前の国名に

那珂国
那須国がある

さて博多湾に流れる「那珂川」

那珂国の大海に流れる川も「那珂川」

徳島県には「那賀川」がある

茨城県には「那賀」もある

「那賀」はやや後の命名か
それでも
大いに後の「中臣」の気配がプンプン

おおむね
博多に奴国は分裂したあと再建された

奴国が分裂したその際に遥か東国に渡って開拓する一族がいた

関東に流れて来た一派が那珂国と那須国をつくった

あるいは那須国は韓人が多かった

倭人や倭種の記録が中国の歴史に残るのは
奴国の成立する前の時代には

揚子江河口付近から浙江省・福建省・南韓に住んでた人間は列島と同じ倭人であったろう
後に倭の珍王に「使持節 都督 倭・百済・新羅・任那・秦韓・慕韓六国諸軍事 安東大将軍」(438年)たる称号を与えるに及んで
宋は列島の倭国の存在の名誉を復権させた

その大昔に所謂春秋時代に揚子江河口付近で覇を唱えた呉のような求心力を東の端に認めたかたちで

もうこの頃には元倭人がいた広範囲な地域には倭人の言語を喋る民たちは入れ替わり、あるいは後に移り住んだ人々によって融合された

この授名から窺えることは「奴国」は本来「那国」とすべきだったとかね

皆さん
この説は単なる仮説と思ってください

地図は単なる参照


ミーターの大冒険  第9話 時期の問題か、所在の問題か?

2023-05-20 19:25:25 | プロローグ
77第9話時期の問題か所在の問題か?
ミーターの大冒険 
プロローグ 
第9話
 
時期の問題か所在の問題か?

あらすじ

77 
ハニス  ミーター君、君がいたトランターでプリーム・パルヴァーの時代がようやく過ぎようとしているみたいだな。アルカディアさんがトランター滞在中何を考え、その頃、アルカディアさんの心に重くのしかかっていたことというのは何だったのだろうか?銀河復興の時期の問題か、故郷の星の所在の問題なのかな?

ミーター  ハニスさん。なにを藪から棒に、僕に訊くのですか?そういうことについては、ハニスさんの専売特許ですよ。僕は、ずっとアルカディアと一緒にいた、ということで、彼女の側にいて情報を共有できたというだけですよ。もちろん知っていることはすべてお話しできますけど。

ハニス  すまん。近頃の習慣でね。俺は、アルカディアさんのその頃の気持ちがどうであったか、集中して考えるようにしているもんで、君に訊いて、自分の納得を、再確認したかったんだよ。
まず「時期」の問題から、じっくり考えたのだがね。
 ドーニックがハリ・セルダンの「心理歴史学」に微妙な修正を与えて、晩年のハリがそれに狂喜して頷いた、という。その根拠は何だったのだろうか?

ミーター  ハニスさん。なんという深い洞察力のあるご質問をされますね!そう、アルカディアもその点について、何度も繰り返し自問していました。

 今、その詳細をお答えします。
 ガール・ドーニックの「人類故郷星調査報告書」が、ボー・アルーリンを通して、ハリが亡くなる数週間前に届けられたということです。
そして、それを読んだハリは、深く納得して、後事を二つのファウンデーションに託せたのです。その故郷星の名前は「ガイア」あるいは、別の資料では、「アタカナ」。

 その報告書の中で、特に注目すべき点は、「人類歴史一般仮説」という時間カオス、ガール流に言えば「証古学」の法則、つまり人類は500年をもって固定された文明は交替するというのです。

 そしてその「所在」については、アルカディアは、言い伝えられた銀河の中心、トランターから、「極素輻射体」と同じ原理を使って、銀河中心部の「大ブラックホール」を一直線に飛び越えて、その「極素輻射体」の青色極細照射の直線部分の最終点を、「反対側の端」つまりターミナスと位置付けたのです。

 ここからが、謎解きですよ。ハニスさん。
 もっと正確に言うなら、この煙に巻くような「反対側の端」の意味は、「円には終わりがない」というもう一つの公理からの調整からは逸脱できないのです。

 そう、第二ファウンデーションは、トランターです。

 しかし、ターミナスの偏向によって今や第二ファウンデーションの拠点は破壊されて、別の星に移っているのではないでしょうか?どう思われます、ハニスさん。

 でもね、ここからが本番です。ハニスさん。そして、その逆に、今度はターミナスから始発点にして、その照射をしてみましょう!
 
yactha john s. 『ミーターの大冒険』エピローグ 8 「時期の問題か?所在の問題か?」

#ミーター・マロウ♯ジスカルド・ハニス♯プリーム・パルヴァー♯ガイア♯アタカナ♯人類歴史一般仮説


Above the Night Sky

2023-05-20 19:20:19 | 小空
Above the Night sky

白い雲は地球の一番広い海の上に浮かぶ
お月さまは先っちょが突き出た山のてっぺんのように尖って

それになんとも優雅に虹を造り出し
お月さまの明かりを補うように
夜の海を明るく照らし

なに食わぬ顔の小法師はそれでも
その大海の一直線にはしる岸の内陸に

夜でも綺麗な農園を照らし
その作物を見守る

人々が安心して
明日の朝ご飯が用意できるだけように

なに食わぬ顔で
その小法師は呟く

「人間さんたちは食事しないと生きていけないんだ

ぼくなんてそうじゃない
人間さんたちの明日の笑顔を夢見る
それが仕事さ
それがぼくの美味しい食事なんだからね」

https://youtu.be/lp7d5s3b9C4

文 Yin Yi
絵 小空さん
音楽とタイトル Jack Pintian