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ファウンデーションの夢 第四部 嵐の気配 第2話 帝国辞書編纂図書館 

2023-03-12 00:40:44 | 嵐の気配
ファウンデーションの夢
第四部 
嵐の気配
第2話 

帝国辞書編纂図書館

前史

銀河暦 12028年 
 ダニール・オリヴォー、宰相を辞任。ハリ・ セルダン、宰相になる。

銀河暦 12038年 
 ハリ・セルダン、宰相を辞任。

銀河暦 12040年 
 ウオンダ・セルダン生まれる。

銀河暦 12048年 
 ドース・ヴェナビリ、死去。ベリス・セルダン生まれる。
 ハリ・セルダンの盟友ユーゴ・アマリル没。

銀河暦 12067年 
 ハリ・セルダンに対する裁判の結果、公安委 員会は百科辞典財団をターミナスに放逐。

物語の大枠

第一部 ダニールの地球探索
第二部 ガイア
第三部 ウォンダとガールの地球探索
第四部 嵐の気配
第五部 Tee Tree
第六部 ベイタ・ダレル
第七部 アルカディア・ダレル
第八部 アルカディアの遺言

第四部の大枠
21 第1話 涙の黒い太陽
22 第2話 帝国辞書編纂図書館
23 第3話 ドースと孤児レイチ
24 第4話 時間霊廟
25 第5話 嵐の気配

あらすじ

 ガールは、久しぶりのヒューミンとの再会に歓喜するやいなや、突如として眠気を催して、睡眠に陥ってしまう。

 ガールは、催眠術に懸けられていたのだろう、気がつけば見知らぬ航宙船のなかにいる自分に気がついた。見上げれば、容姿端麗な女性が立っていた。

 そして親しげにガールに話しかけてくる。

 無事に任務が完了した。放射能防御シールドのカーテンに護られ、二人は荒涼とした地球の大地を踏みしめた。ガールは朧気ながらに地球の光景を眺め、また遊んで走り回るウォンダを目を円くして眺めていただけであった。もう一つの使命など忘れていたように。

 ただウォンダが地面の割れ目から湧きだしている水に狂喜して、なにやら汲んでいるのは覚えていた。しかもその泉の回りにはクローバーが密集していたことも。

 再生の命というものなのであろうか!

 ウォンダが汲んだ水は三つに分けられ、それぞれ透明、紫、黄色のシリンダー・ペンダントに入れられ、そのうち紫のシリンダーはターミナスに避難した彼女の妹ベリスに渡してくれるようにウォンダがガールに頼んだ。

 ターミナスのパークサイドで彼女を見失った。地球の大地から脇だした泉に狂喜していたウォンダの姿にオーバーラップし、「星界の涯」の意味を沈思するガールであった。

 方や、ウォンダの妹のベリスは、その場所を訪れていた経緯をその日のうちに母マネルラに手紙をしたためていた。

 なぜか祖母ドースが夢に現れて、不思議な一連の作法で新たに新設された公園のある場所を訪れるように指示されていた。

 これは不思議な事件で、後に、ジョン・ナックの『歴史思想書』たる書籍はその図書館には存在せず、ベリスが訪れた涙の黒い太陽の像は次の日には消えていた。誰一人ターミナス人は、知らなかったということになる。
 
 それから数十年が過ぎ、銀河帝国はハリ・セルダンの予測通り、随処に綻びが生じ、衰退の兆候が現れ始める。

 ターミナスは、ファウンデーションの名が示すように名目上、トランターによる銀河帝国の辞書編纂図書館設立財団として、ひっそりとその役目を果たしていたが、ターミナスが所属するアナクレオン星区の独立運動が勃発するやいなや、ターミナスは一気にアナクレオン星区を制圧下においてしまう。

 その立役者がサルヴァー・ハーディン、その人であった。彼の活躍にはもう十年の月日が必要である。

 ドーニック家は、ベリスの娘、ドースの時代になっていた。あらかじめ、お断りいたしますが、ドースと言っても、ハリの奥さんと同じファーストネームのドースであるが、もう一人のドースである。

 ガールの盟友ボー・アルーリンは、トランターの仲間との紐帯を強く守り続け、大いにガールを助け、ガール亡き後は、ガール家を支え続けていた。方や、アルーリンは、ターミナスの次の段階への準備を着実に進めていった。

 読者には、残念ながら、その詳細については、Yi Yin の『ミーターの大冒険』のエピローグと第一部を参照してもらいたい。

 ここからがその次の世代の物語である。

22

(『ドース・ドーニックの日記』より)

「あの母さん、ベリス。ずっと綺麗でガールに愛された幸せな人生。不思議な力を内に秘めていたけれど、それを決して表に出さなかった女性。最後に渡されたのが三色に輝くシリンダー。そして私は何をすればいいのか?優しさだけが人の生きる意味だと言ってた!その他のことは、どうでもいい、とも言ってたわ。

 以前、叔母ウォンダと親しかったというボー・アルーリン(心理歴史学者)が、彼は、トランターとターミナスとの間を行き来していたが、そのときはトランターに長く滞在していて、わざわざトランターから私に会いに来たことがあった。ウォンダは死期が迫っていて、私に逢いたいと。

 そして8年経ったら、帝国辞書編纂図書館でハリ・セルダンの第一回目の『時間霊廟』のホログラフが公開されると伝えてくれた。すべてお膳立ては、父ガールがトランターにいた最後の年に用意した、という。ホログラムには写らないだろうけどガールが側にいるはずだという。是非見たい。ハリ・セルダンの姿を!

 あのベリスは、私のことを愛してくれたことは当然であるが、隣の子、サルヴァー・ハーディンをとても可愛がっていたのを覚えてる。あの子は今、市議会議員になったばかりだが。ひょっとするとここターミナスの命運を握ることになる人物かもしれない!」(『ドース・ドーニックの日記』)

yatcha john s. 「帝国辞書編纂図書館」



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