oceansidecompany

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

香辛料のモルッカ諸島

2022-12-02 22:10:52 | 地球歴史紀行
香辛料のモルッカ諸島

 16世紀の世界は、大航海時代を迎えて、スペインとポルトガルが覇権を争ってた時代でしたが、ある島々が、その覇権争いの中心にあったことはあまり知られていません。それがモルッカ諸島だったのです。
 経緯は、ポルトガルの難破船から助けられたセルランが、諸島の一つテルナテ島に連れて行かれた時から始まります。そこにはなんと世界中でそこだけしかとれない、クローブ(丁字)があったのです。セルランは、1514年、その貿易を始めるのですが、そのことによって、本国リスボンが繁栄しました。またその近辺でとれるナツメグ(ニクズク)も需要が増加しはじめます。1623年からは、オランダがインドネシア全土の覇権を奪取しました。アジア全土の胡椒の重要性にも勝る、同じ量の黄金よりも高価なクローブが、いわば世界の覇権を牛耳ってた時代があったことを、忘れてはいけないと思います。侮ってはならない、香辛料。たかがクローブ、されどナンバーワンの香辛料。大事に使いましょう。上絵 モルッカ諸島 上絵 ナツメグ 下図 クローブ





最新の画像もっと見る

コメントを投稿