昨晩はボジョレーの解禁日とは知らず渋谷のシノワに行ってきました。ちなみに私はここ15年くらいボジョレーを飲んでいません・・・あまり好みではないようで。お店は大盛況だったこともあり、四十男3人がカウンターで遅い夕食となりました。シャペル・ド・オーゾンヌ1996年を飲みましたが、これが2ndワインとは思えぬ濃さと凝縮感がありました。カベルネフランとメルローが半々だったと思いますが、ちょっと個性的なワインでした。
マイルチャンピオンシップの統計データ分析
ここ10年間で活躍しできた馬はすべて3歳~6歳馬です。今年も良馬場であれば1分32秒5を切ることは必定です。体力的な衰えの参考になる出走回数を勘案しつつも年齢的にフレッシュであることはMUST条件
テレグノシスは躊躇なく消しです!
ここ10年間ではステップレースに2000mを超えるレースを選択して来た馬はここでは最高でも5着である。マイルのG1を狙う以上はそれなりの距離適正を考えたローテーションプランがMUST条件
人気の1頭マルカシェンクも5着まで・・・・?!
ここ10年間で3着に来た30頭は『重賞勝ち』又は『マイル戦で3勝以上』がありました。これは複勝圏内にくるためのMUST条件
前走で好走したアグネスラズベリには赤信号点滅
マイルチャンピオンシップの展開を推理する
逃げる馬がはっきりしているこのレースの展開を読むことはそれほど難解ではありません。注目ポイントは4Fまでのラップタイムとダイワメジャーの動きにあります。そのあたりを考える前に参考レースのラップタイムを見ておきましょう。
・スワン:12.1-23.0-34.5-45.8-56.8-1.08.5-1.20.3
10.9 11.5 11.3 11.0 上がり3F34.5
・桂川S:12.3-23.3-34.6-45.8-57.0-1.08.1-1.19.4
11.0 11.3 11.2 11.2 上がり3F33.6
・京成杯:12.4-23.5-34.3-45.3-56.7-1.08.5-1.20.1-1.32.0
11.1 10.8 11.0 11.4 11.8 上がり3F35.3
・MCS05:12.2-22.8-34.2-45.7-57.1-1.08.6-1.19.1-1.32.1
10.6 11.4 11.5 11.4 11.5 上がり3F35.0
・富士S:12.4-23.4-34.9-46.6-58.7-1.10.2-1.21.2-1.32.8
11.0 11.5 11.7 12.1 11.5 上がり3F34.1
このラップからは一見、桂川Sが抜けてハイレベルに思えますが、これは仮柵を使った最初の週ということで馬場状態が格段に良かったことに起因しています。ただ絶対的なスピードという面ではこのラップを中団から早い上がりで差しきったキンシャサノキセキは評価できます。
今年のMCSで逃げるのは間違いなくステキシンスケクンです。スワンSで武豊が刻んだペースよりやや早めのラップになると推理します。スワンSでは武さんの好騎乗もあり坂を登っていく3F目を11.5に落とすことができました。ステキシンスケクンは元来1F目が遅く京成杯のように2F&3F目にスピードを上げていくタイプです。つまりこの馬はスタートダッシュに難があり、いつも騎手はゲートから手をしごいて勢いをつけています。そして一度点火すると2F~3F目にエンジンは全開となりその勢いは簡単には抑えることができない状態になります。ましてや今回はあたりの強い小牧ですからスタートを決めべく気合を入れて行くはずです。直ぐ隣のダイワメジャーはスタートが上手ですから1Fは並走状態も大いにあり得ます。
こうような幕開けであれば、擦られたステキシンスケクンは3F~4F目の登り坂も何のそので3F:34.0-4F:45.0前後で坂の頂上に突進することでしょう。ちなみにこの馬の限界スピード値はスプリンターズSでマークした32.8-44.4です。よって上記のタイムは騎手次第で軽くクリアできるわけです。ここまでは最初の4Fの攻防です。(青文字が上り坂のラップ)
こうなると次1Fは下り坂なのでスピードが緩むことはありません。上記の京都外回りコースで行われた3つのレースの赤文字のラップタイムをみれば明白です。去年並でも1000m通過ラップは57秒を切る計算です。展開面からみると逃げるステキシンスケクンを2馬身くらい後ろにダイワメジャーとマイネルスケルツィ、これをマークするようにデアリングハートとキンシャサノキセキここまでが先行勢で、少し離れてプレサイスマシーンとダンスインザムードという隊列で坂を下ってきます。特にダンスは力の勝負ではなく切れ味で勝負したいために今回は待機策をとるはずです。そして同馬主であるデアリングハートは援護射撃のため坂の下りで動くダイワMの外に併せてプレッシャーをかけるはずです。並ばれるとムキになるダイワMを消耗させるためにはこの手しかありません。
残り600m地点では力のない馬はズルズルと下がり始め、消耗戦に強いタイプがじりじりと差を詰め始めます。ここでダイワメジャーは先頭のステキシンスケクンに並びかけて一気に差を広げに出ます。ここぞとばかりにプレサイスマシーンやキンシャサノキセキも進出、ひと呼吸おいて武&ダンスの差し、ハットトリックもいつものように外に持ち出し追い込み体制に入ります。マルカシェンクは追走に苦しむことになるので、福永は早めに動きイン強襲を狙うでしょう。英国遠征馬やスローペースの富士Sで活躍した馬はこの速いペースで置かれてしまい圏外へ。1分31秒台に対応できる高速馬場仕様の馬のみが生き残れるサバイバルレースとなります。
そしてヴィクトリーロードを突き抜けるのは、早め抜け出しのダイワメジャーか、それとも今度は体を離して差してくるダンスインザムードか、それとも最後の直線まで我慢を決めこみ追い込みにかける伏兵馬か?!いずれにしても大胆でかつ忍耐強い騎乗で大逆転がある展開でもあります。
有力G1馬3頭(テレグノシスとロジックはNG)以外でこのレースに連対することができるのは、【スピードで圧倒できる可能性がある外国産馬キンシャサノキセキ】と【後半4Fのバテ合いを長くしぶとい脚で差してくるこの馬】とみました。人気は全くと言ってもよいほどありませんので私は1票を投じるつもりです。
*明日に続く・・・・
待ちきれない方は、いつものように・・・
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