金沢区の魅力いっぱい 健康ウォーキング2015 月間スタンプラリー（9）
前回からの続きです。
ウォーキングマップについては「横浜市金沢区を歩く（２５） 野島公園 その１」をご覧ください。
ウォーキングスタート
４．旧伊藤博文金沢別邸
野島山を下山し、最後の目的地「旧伊藤博文金沢別邸」に向かいます。
別邸はすぐ近くにあります。入口は北側にあるので回り込みます。
何度もこちらには足を運んでおり、当ブログでも紹介しておりますので、
できればそちらも併せてお読みいただければと思います。
2015年9月6日の記事：横浜市金沢区を歩く（１０） 旧伊藤博文金沢別邸2015年10月15日の記事：横浜市金沢区を歩く（１８） 旧伊藤博文金沢別邸 その２
邸宅についてはかなりの数を所有していた伊藤博文ですが、
こちらの別邸は明治憲法の草案作りを行った料亭「東屋」や夏島（横須賀市）の別邸の近くにあります。
当時、金沢区は別荘地として人気のある場所で、多くの政治家らが別荘を建てたそうです。
この邸宅は当時の別荘の典型例としてその建築様式を知る上で貴重な役割を果たしているそうです。
という訳で、今回は中を見学したいと思います。
細い廊下を歩いてまず向かったのは台所。ただ、博文は料亭「東屋」などからよく出前を取っていたそうです。
続いてお手洗い。客用で汲み取り式です。便器は黒く塗られています。
室内には博文に関する資料や調度品などが展示されています。
色々な展示品の中でも私が関心を持ったのはこの別邸の管理者に贈るために博文が書いた金屏風。
散策するようになって歴代の首相の字をよく拝見するのですが、初代総理大臣である博文の字は見たことがなかったので、
興味深く拝見いたしました。一国の首相になろうと思うのなら、書道はやっておいた方がいいかもしれません。
政治家を目指されている方、ファイトです。
どう傾きを調整しても傾いているように見える室内の写真。なぜでしょう。（すみません。）
ゆっくり湯船（左）につかった後、大の字になって寝っころがり、読書してみたいですね。
こちらの別邸は無料で見学ができますが、抹茶をいただくこともできて、その場合は有料となります。
ちなみに和菓子付きの場合は500円、干菓子付きの場合は300円となっております。
この日、室内を見学していたのは私だけだったので、なんとこの客間は貸切状態となりまして、
素敵なお茶をいただいてなんとも贅沢な時間を過ごしたのでした。
旧伊藤博文別邸では各種お土産品がありまして、私は「ぶらり金沢散歩道」を買いました。（1,600円也）
こういう本に弱いのよねぇ。
別邸を出た後は周りを散策。
隣のボタン苑はすっかり冬支度。
海には海苔用の杭が打たれており、野島ならでは風景に心和みました。
そしてさらに新海苔への期待に胸が膨らむのでした。評価及び感想
- バラエティー度
- 運動量
- 休憩場所
旅の仕方は色々あると思います。
私の場合は2つほどあり、1つが何も調べず、行きあたりばったりで行く、
いわゆる「ぶらり旅」と呼ばれるものと、もう1つが事前に下調べをしてから出かけて行く旅です。
ぶらり旅の良さは、面白いものに予期せずして出会った時に得る強烈な感動を味わえることでしょうか。
ただし、後になって調べたりすると見落としがあったことが分かり、がっかりしてしまうことがあるので、
旅の後は絶対調べものをしないことが肝心です。
（でも、したくなるのよねぇ。）
対して、念入りに下調べをして実行する旅の場合は、準備に時間がかかりますが、
感慨を持って見学できる機会が増え、非常に充実した旅となります。
「野島」の場合は、どちらの旅が良いか。
間違いなく、後者と言えるでしょう。
事前に色々と調べていたので、思わぬ発見もありましたし、分からないことは地元の方に聞いたりして、
良い交流の機会となり、旅の楽しさが倍増しました。
（海苔が買えなかったのは残念でした。また行くけどね。）
自分で旅をコーディネートするのは時にかったるいかもしれませんが、
下調べをするところからが旅の始まりで、かけがえのないものとなります。
さて、この散策の評価ですが、野島山の展望台に上る以外は、平地を歩きますので、
そんなに大変ではないと思います。
休憩したい時は、野島公園に行けばベンチ等たくさんありますし、お手洗いも各所にあります。
ただし、飲食店が極端に少ないので、お弁当やおやつ、飲み物はどこで調達するか、
事前に計画を立てる必要があるでしょう。
良い旅になると思います。
ぜひ、横浜市金沢区野島へお出かけ下さい。
