山形県山形市山寺散策レポート(2017年11月3日実施) その1
四寺廻廊、最後の1寺
中尊寺、毛越寺(岩手県平泉町)、瑞巌寺(宮城県松島町)、そして立石寺(=山寺、山形県山形市)。
これらのお寺は慈覚大師が開山し、松尾芭蕉が訪れた名寺で、「四寺廻廊」という巡礼コースになっています。
そんな巡礼コースがあるとは知らず、偶然にも中尊寺と毛越寺、瑞巌寺は既に参拝しておりまして、
残るは山寺のみとなっておりました。
冬を迎える前にぜひ、行っておきたいと、11月の3連休を利用して伺うことにしました。
ウォーキング開始!
1.山寺駅から立石寺登山口まで
JR仙山線に乗り、「山寺」駅で下車すると、まずはお寺の前の商店街を見学しました。
<旧山寺ホテル>
平成19年まで現役のホテルとして使われていた建物。
現在は「結城泰作やまがたレトロ館展示館」として利用されています。
建物を保存するため、順次補修を行うそうです。なお入館は無料です。
結城泰作氏がフリーハンドで描いた精密なペン画を拝見することができます。
2階の大広間から眺める宝珠山の美しいこと!!一番良い時に来られたのではないでしょうか。
<宝珠橋と立谷川>
橋の風景も良いのですが、
橋から眺める風景もまた素敵です。
<対面石と対面堂>
写真左の大石は「対面石」と言って山寺の名所の1つです。
山寺を開山するにあたり、慈覚大師はこの地方を支配していた磐司磐三郎とこの石の上で対面したのだそうです。
慈覚大師の話を聞いて感動した磐司磐三郎は、生業であった狩人をやめ、
自ら仏道に帰依して山寺開山の基礎作りに協力したと言います。
写真右のお堂は「対面堂」と言い、慈覚大師と磐司磐三郎の両像を安置し、山寺開山の功績を称えるために建てられました。
<高砂屋本館>
飲食店はたくさん並んでいるのですが、どこも行列。気長にひたすら待っておそばをいただきました。
こちらのお店の女将さん、いい方だったなぁ。
<ふもとや さくらんぼソフト>
良いお天気で日差しが強かったため、店先のソフトクリームのオブジェに目が留まり、購入。
ご当地ものをいただいてみたかったので、「さくらんぼ」をチョイス。
なんと、こちら「マツコの知らない世界」で紹介されたものだそうですよ。
甘酸っぱくておいしかったです。
散策マップ
- 奥之院への参拝は相当体力を消耗します。
動きやすくかつ、参拝にふさわしい服装を心掛ましょう。運動靴をおすすめします。
参考資料
- 「結城泰作やまがたレトロ館原画展示館」リーフレット
- 「山寺」リーフレット
つづく