株式会社マルミツテクノ デじタルかわら版

九州・福岡でマイクロ・ナノバブルを研究開発している(株)マルミツテクノの社長のブログです。

2010-01-15 06:58:03 | わたし
箱崎宮で、鳩がたくさんいて、息子が追い回している姿をみて、、、

思い出しましたあの記憶。

嫁に“鳩はいい思い出ないねぇ”と言うと笑いました。。。。。



以前私たち夫婦はイタリア旅行しました。

行く前から、知人やネットで

“イタリアは詐欺が多いです。ご注意を”とか

“置き引きには用心を”とか調べてました。

イタリアへ。

フィレンツェ、ナポリ、ベネチア、カプリ島、ポンペイなどなど

ツアーだったこともあり色々回れました。

どんな時でも猜疑の心を忘れずに、スペイン広場やトレビの泉などで

話しかけてくるイタリアの詐欺師を無視しつつ、荷物の管理怠りませんでした。。。



ツアー最後に訪れた町。

それは“ミラノ”

自由時間もあり、嫁とショッピングへ。

プラダとか色々と周りお買いもの。

時間が少し余ったので、ドゥオモの中へ。

合唱隊(?)の皆さんがアカペラでこの世のものとは思えない澄んだ歌声を披露してくれてました。

外の広場へでて、嫁さんに、

“いかんねぇ。人を疑ったりしたら。心洗われた気持ちになったよ”

嫁も同感と。


すごく澄んだ気持ちで広場をあるいていると、

“ちょっといいですか?”と日本語。

振り返るとそこにイラン系のお兄さんがいておもむろに

紙袋からひとつかみのコーンを私の掌に乗せました。

“まってました”と言わんばかりに広場の鳩たちが飛んできました。

手、肩、頭・・・何羽もとまってます。

“フォト、フォト”とお兄さん。

嫁がカメラで撮ります“カシャ!”

するとどこからともなくお兄さんの友達(仲間)が私たち二人を取り囲みました。

“テンユーロ!、テンユーロ!!”と。

払いたくなかったのですが、彼らの目は見開いて笑ってません。。。

行方不明の二人の邦人と流れるニュースが頭をよぎりました。

10ユーロ渡すとお兄さんたちは消えてどこかへ。。。

その間約2~3分。

ものすごく長く感じ呆然とする私と嫁。

悔しさがこみ上げました。

広場には、警官や旅行者がたくさんいました。。。

誰も助けてくれませんでした。


そして日本へ帰国。

写真を見ていると最後の方に、鳩に囲まれて100万ドルの笑顔の私がいました。

この後のこともしらずに。。。。

命が助かっただけ良かったじゃないか。

今ではそんなに考えてます。


イタリアでだまされるとか置き引きに会うとか聞くけど、本人から聞いたことないです。

私はそんな中、被害にあった本人です。

今では笑い話で酒のツマミになります。。



決して“鳩”には罪はありません。まして“鳩山さん”にも罪はありません。

ですが、わたくし“鳩”が嫌いです。(笑






ではでは