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よろず工房

絵やつくることが好きです
拙いですが 自作のイラストや絵本ものせてます
どうぞよろしく! 

冬の到来

2006-12-04 00:26:34 | えほん

 

ひらひらと ひらひらと 雪が落ちてきた 

どこから落ちて来たんだろ

風こぞうも落ちてきたんだ 遠い天から落ちてきたんだ

使いを探しに落ちてきたんだ

やっとの思いで見つけたけれど まだ帰れないんだ・・

大地はまっ白 冬がやってきた

 

「お~~~!! なんじゃあ~~! たつみ~

~!!」

風こぞうは 使いのたつみの家にいそうろう

「ぼん・・ おれは・・・冬は眠いんだよ~・・ !? お! 

これは雪ってやつか!! 初めて観るぜ!

「あとがつくんじゃ!」

「ふわふわしてるぜ!」

 

静かな森に木霊する 二人の声が響きわたる・・

「たつみ! だれか来るんじゃ」

 


見つかった!

2006-10-26 20:39:19 | えほん

 

風こぞうは探してたんだ 

ずっと すっと 探してたんだ

出会えると信じて 探してたんだ

 

「しかたねぇ~なぁ・・ こまっちまったけど わかったよ!

よろしくな」

 

風が吹いた 舞い上がれ! 

みんな みんな 舞い上がれ! 

高く 高く 飛んでいけ!

 

「めでてぇ~な めでてぇな 兄ちゃん あんた男だぜ 

りっぱなへびだ

「はぁ~ そう おれはへびだよ・・」

 

やっと出会えた 見つかった 

自分のつかいを探し」だした!

うれしくて うれしくて 大きな声をはりあげた

「これからは ずっといっしょだぞ!!

 


ずっと ずっと 探してた・・

2006-10-24 01:04:28 | えほん

 

風こぞうは探してた 自分の使いを探してた

今日も 昨日も その前も

上も 下も 真ん中も

探して 歩いて ころんで はねた

でも見つからない・・

 

「なんで なんで! なんでなんじゃ~~!」

「まぁ あんまり気にするなよ・・」

おぬし! やはり龍であろう!」

え!? だから おれはへびだって」

「いいや 龍じゃ! 絶対そうじゃ!!

「いや ちょっと待ってくれよ・・・!?

 

そんなところに 「するする」と りすの親分顔だして

よお~ にいちゃん! いいじゃねえか 小さい子が一生懸

命頼んでるんだ なってやんなよ」と お節介

「小さい子じゃない! 風神の子じゃ

「すまねぇ すまねぇ」

「いや ちょっと・・ あのね・・」

こんがらがって たつみはてんてこ舞い!?・・

「勘弁してくれよ~・・ 」

 「大丈夫じゃ! おぬしは龍じゃ! だからわしの使い

なるんじゃ!!

 

 


おいおい・・!

2006-10-19 20:27:41 | えほん

 

せっかく雷こぞうが天からやって来たのに 

「うが~~!!」顔を合わせればけんかばかり 

それが分かっているのに 雷こぞう 

風こぞうが気になって 天に帰らず「ふらふらふら」

 

「なんでおぬしには使いがおるのじゃ

「僕の家には最初から使いがいるんだよ」

う~~ なんでまだここに居るんじゃ

「僕の勝手だろ」

こんなことのくり返し・・・

 でも そんなところに「ひょっこり」と へびのたつみが首だした


月夜

2006-10-09 00:45:16 | えほん

 

まあるいお月さん おちてきそう

月が出ると いろんなものが起きてくる

 

雷こぞうの届け物 天の母じゃの 大きななおだんご

ねえ・・ お月さんも 食べると美味いかの?」

「・・月神様におこられるよ」

ながい夜の はじまりだ・・


おりてきた

2006-10-07 23:37:59 | えほん

 

月の誘いに 導かれ 雷こぞうがおりてきた

「ゆっくり のっそり」おりてきた

風こぞうは 幼なじみ

 

だけど 風こぞうは「なんでおぬしには 使いがおるんじゃ

!!とおかんむり

「はぁ~ 僕は きみの姉上のお使いに来たのに・・」

そんな雷こぞうにはおかまいなし

「わしは 負けないぞおぼえておれ~」

 


化け猫

2006-10-06 19:00:51 | えほん

 

「やれやれ どうしたんだい・・」

深い深い森の中 その奥の奥に

千年は生きてるという 大きな化け猫が住んでいた

彼女は魔女で みんなをおどし 化かし 食べてしまうと云われ

ていた

みんな みんな 怖がった・・

もちろん 行商人のちゅう次も・・ でもほんとうは

彼女はとけも気さくな化け猫

なんだい なんだい あくびをしたらいきなり口の中

に入ってきて びっくりさ 飲み込まないでよかったよ まあこち

らにおいで」

手作りのおかしと お茶でもてなしてくれた

風こぞうは おなかいっぱい!

ちゅう次は 怖くて 申し訳なくて 胸がいっぱい・・

「ゆっくりとしておいきな でもね ぼうやの使いになるのは

ごめんだよ」

 

 


こわい森

2006-10-01 20:53:46 | えほん

 

深い 深い森の中 迷って 歩いて 「ずんずん」

奥に 奥にと 進んでく

あんた それ以上奥には行かない方がいいよ」

旅のねずみが声かけた

「なんでじゃ!!」

「その奥には 恐ろしい化け猫が住んでるって 

云われてるからだよ」

「それは!?

「ちがうよ 猫だよ 凄く すごく 怖いんだよ 

だから 行くのはおよしよ」

「大丈夫じゃ わしは風神の子じゃ!」

「・・・でも なんかおかしいよ・・」


森のなか

2006-09-26 00:34:33 | えほん

 

「わしの使いになれ!

「いやだよ」

「どすん!!」

「いいではないか~~ すこしくらい 乗せてくれて

も!」

「しらないよ」

ふかい ふかい 森のなか しがみついて 落とされて

また一人ぼっち

 「つぎはどっちに行くかの こっちがいいかの?

目をつぶって ぐるぐる回って たおれたほうに 

行こうかの!!


びっくり!

2006-09-23 09:50:54 | えほん

 

「なかなか 龍はおぬものじゃ・・」

葉っぱの上を「とぼとぼ」と 風こぞうは歩いてる

会うもの 見るもの みな めずらしい

でも 龍は 使いは どこにいる?

「な・!なんじゃあ~~~!!?」   

 

ぬるぬる ぬるぬる ぬるるるる~

今日はどこにとまるかな どんなお庭にしようかな 

おおきな おおきな 葉っぱの木陰 あそこにするかな

ふかふか ふかふか あの葉っぱ あれにするかな・・」

  「・・・お・おぬしはなんじゃ!!・・」

目にするものは はじめてのものばかり!・・