若いころは、農業がきらいだった。
地味な職業だし とにかく収入の時期が、決まっているし
何だかずっと我慢しているように見える
気の長い仕事だ。
休みがなくて 肉体労働で とてもしんどいし・・・。
そんな農業をこの年から、やろうなんて
本当に無謀すぎる。((笑))
だけどよく考えたら、この日のために体鍛えてきたんだよ。
毎日ジムに通って
いつかは、母の代わりに畑をしたいと
心のどこかで思って いたのかもしれない。
だから体のあちこちが、筋肉痛になっても
体が喜んでいるのだと思っている。
そして、好きなようにやらせてくれている弟にも感謝。
「ありがとう。」と言いながら
日曜日になると お弁当持って 剪定や草むしりに行く。
動画で、剪定の仕方は、勉強してきた。
雪が降っても、風が吹いても、楽しんだもの勝ち。
柿やミカンの収穫は、試食しながらのんびりと・・・。
自由にさせてもらって 本当に家族にありがとう。
土に触れ、木に触れ、風や太陽の光を浴びて
手には、かんきつのトゲで、ひっかき傷が、無数だけど
それを見て 生きていると心から喜んでいる私がいる。
ある青年がピーマンと会話しながら、育てていたのを思い出し
「わかるよ。わかる。」自分の手で育てるのって
本当に愛に あふれてていいなぁって・・・。
「あまくなーれ。おいしくなーれ。」そんな呪文
来年も美味しい果物が、できますように。