ぷー太郎の徒然日記 goo版

勝手なこと書いています…

悪徳りんご園に御注意あれ

2007年10月05日 | Weblog
戦後、雨後の竹の子のように登場した大学を前に評論家の大宅壮一は「駅弁大学」と名づけた。「急行の止まる駅に駅弁有り、駅弁あるところに新制大学あり」らしい。
駅弁大学とはうまいネーミングだ。鉄道が高速化した今、駅弁をあまり見かけなくなったが、駅弁と大学の類似点はこのほかにも2度3度と食べる〔入学する〕ものではないことだ。これは観光地の食堂も同じ。料理が不味く値段が高くても二度と来ることもないから、あまり文句が出ない。

二度と行くこともないのだが、しかし頭にくることがあった。長野・須坂市の「くだもの街道」沿いにある●岩果樹園で高いりんごを買わされたことだ。10個で1500円。「1個150円なら高くない」というセレブの方は読まなくて結構。というのも、すぐ近くの農協の出荷場では同じ品種のりんごが、5個入り300円で売られていたからだ。1個当たり60円。大きさも味もほぼ同じだ。もっと悪どいのは「30個蜜入りりんごを1万円」で売りつけようとしたことだ。電子マネー、1万円天ではない。日本銀行券の1万円である。どこの世界にりんごに1万円出す人がいるんだと言いたい。いや、セレブなら安いかもしれない。が、そんなセレブがこんなド田舎に現れるわけがない。やはり観光農園だけのことはある。須坂でりんごを買うときは要注意である。実名を出すと営業妨害になるのでやめるが、あのような店があると須坂市のイメージが悪くなることを懸念する。りんご買うなら「JA須高高山共撰所」が安くて、品がよくて無難だ。今回は新規開拓して失敗してしまった。
●岩果樹園は、買わないと出にくい店のつりなので、行かないほうがいいというのが私の結論である。