Happy trivial round

3人家族。大阪在住。

湖東三山秘仏本尊開帳。

2006-10-12 10:46:14 | 仏を見る
10/8 湖東三山の秘仏がそろって開帳されるということで出発、午前7時。
こういうのは早く行かないと混むから。で、ついたのは9時過ぎにも関わらずもうバスの団体のオバちゃんやらオジちゃんらがワラワラと。

まずは西明寺。(どうでもいいけど、最近はお寺もHPを持っててすごいなあ。)

どこのお寺も到着までは坂道と階段。で、仁王門が見えるとワクワクする。

まずは冷静にあうん像を見てドキドキを鎮める。(買ったばっかりのシマシマをウレゲに着る。)
ご本尊の秘仏薬師如来がご開帳。日光、月光、と子分?の十二神将がそのまわりを囲む。
住職一代に一度の開帳ということで50年ぶり。
というわけでありがたかったはずなのですが…仏の記憶がすでに薄れておりまして…。その代わり、裏側にあった大黒さんのインパクトは大!すばらしい漫画チックなお姿。御見それいたしました。
(って書いたけど、これってこの寺で見たんだろうか・・・。と記憶が怪しい。)

お次、金剛輪寺。
ここも歩く。
こんな看板。

私はこちらの道を選びました。

でもやっぱり最後は階段。汗しました。

こっちも人が多い!拝むのに並ぶ…。ここは聖観音。
行基が彫っていたら血が出てきたのでそこで彫るのをやめたという逸話あり。
「生身の観音様」、らしい。
仏像を見ていると血が出てきたとか何度か聞いたことがあるような気がする。
大きな声では言えないが、ぬま家の想像としては、仏師が仏像を彫り進める途中、指をザクッ!と負傷…だけど俺一応有名な仏師ってことになってるし、人には言えない…ええぃ!仏像になすりつけて誤魔化しちゃえ!…観音様から血が流れました…というストーリーではないか、と。
ええ、大きな声ではいえませんが。
ここの秘仏聖観音も美しいお姿とは言えず、無骨。

最後は百済寺(ひゃくさいじ)。55年ぶりの開帳。
十一面観世音菩薩。ここの仏像は顔が小さいわりに腕が長い!
口がぽかんと開いていたような記憶あり。(かなりあいまい)
うーん。これまたどうなんだろう。ただ人は多い。

どこも御朱印もらうのも混んでて、

御朱印待ちのカードを持たされる寺も。

御朱印集めてる人こんなにいるんだなあ…シミジミ。
しかもご開帳記念で御朱印がどこも5百円に値上がり。やるな。

帰りは道の駅に寄ったのに人多すぎて断念。
小さいサービスエリアでうどんをすすり、夕方には帰途。

京都や奈良のお寺しか行ってなかったので都会派の洗練された仏を見慣れてしまっているためか、今回の滋賀の仏像はある意味新鮮だった半面、これはどうなんだろう…と思ってしまったのも確か。
しかもまだ一週間も経ってないのに仏があまり思い出せない。
やっぱり秘仏というのはめったに厨子が開かないから、崇高な存在なのであってだから、綺麗なんだろうとかすごいんだろうという私の考えはいかにも現代の観光チックな勝手な思いなんだろうなあと気づかされた気もします。

というわけで、

次の住職のご開帳には来れるだろうか…。50年後として私79歳、ぬまちゃん88歳。わお。





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