NPO法人 滝山城跡群・自然と歴史を守る会 公式ブログ

八王子市認定 滝山観光おもてなしボランティアガイド団体「ウジテラーズ」滝山城跡の下草刈りを毎月実施しています

2019年2月17日 滝山城跡景観回復作業「やろうと思っていたらやられてしまった」

2019-02-18 23:06:00 | 下草刈り日誌
滝山城跡の景観維持・回復作業を実施しました。
実施した場所は1月と同じで「大馬出周辺」、
あのよみがえった堀をメインに作業を実施しました。
前回の作業ですでに堀の形状がわかる状態になっていますので
今回は地面と斜面を更にキレイに仕上げるのと一部やり残した部分で実施しました。

装備が整ったら作業現場に出発です。


「二ノ丸」堀の横を通って「大馬出」へ。
あっ、堀が堀底半分を境に手前側がキレイになっている。
「二ノ丸」の堀底には横に長ーくロープが張られています。
そのロープを境に土地の管理者が違います。


早速ですが今回の景観維持・回復活動の作業報告です。
前回のような劇的変化はありませんが
2ヶ所のbeforeとafterを紹介します。

「大馬出」土橋側の端部分
【作業前】


【作業後】下草刈りと枯れ木の撤去を実施しました。ツツジは伐らずに残します。


「大馬出」から鍛治谷戸方面への通路は通行するのに支障はありませんが
もう少し歩きやすくするため下草刈りをしました。
【作業前】


【作業後】さっぱりと・・・道らしくなりました。
左上方に向かって少し幅広の道のような跡があります、これは?


この他は特別な変化がなく写真で報告するようなものがないので
作業をしている人たちの様子を撮影してみました。
こんな人たちが活動しています。
刈払い機は会の決まりで操作講習を受講した者しか使用できません。


こちらの女性会員も刈払い機の使用にだいぶ慣れたようです。


この土橋、実は大馬出の東側にある曲輪に車で出入りできるよう
農家の方が土を盛ったらしいです。
先ほどの、左上方に向かって少し幅広の道のような跡は
やはり車が通る道だったのです。
その曲輪で椎茸栽培が行わていたとのこと。
今は車が通れる道幅はありませんが、見ている土橋は本当の姿ではないようです。


刈払い機で刈ったあとは熊手で草木を掻き集めます。
この作業をやらないと見栄え良くキレイになりません。


斜面に散乱した枝なども手で拾い集めます。


枯れ木を伐採した丸太がゴロゴロしています。
この女性会員Sさんはこのあと重い丸太を前方に投げ込みました。
スゴイ!
腕力だけじゃなく、手首・足腰がしっかりして背筋力もないとこれできない。
ヘタにやると丸太は前に飛ばず、そのまま転倒して丸太の下敷きになる。


ちょっとだけ大きい丸太を体格のいい男3人がかりで処理している脇を
1人で丸太を運ぶ先程の女子Sさん。


「大馬出」堀を挟んで向かい側の曲輪。
奥の方は籔がすごいですが地権の問題があるので奥まではできません。


わいわい楽しそうに作業してます。


大馬出から下の堀がよく見えるようになりました。


上から覗き込むと高度感がありますね。


作業がだいたい終わったところで堀の中を歩いてみました。


地面がキレイになったと思いませんか?


堀底に起伏はなさそう


堀底が通路のように歩きやすくなりました


刈った草などは他に持っていきようがないので堀の中に置いておきます。


堀の中が明るくなりました


今回もう一ヶ所作業する予定の場所があって、大馬出から鍛治谷戸に下りる側の・・・ 


・・・この部分。
「アレッ」キレイになっている。誰かが下草刈った。
刈った草も残ってないところみるとプロの仕業だな。
東京都が専門業者に依頼したのかな?
自分たちがやろうと思っていたのにやられてしまった。


下の方まで刈ってある


キレイになったんだからまぁいいか。
黄色線は土橋


下に降りて写真撮ってみました。
土橋とその上奥は「二ノ丸」


大馬出側


話は変わって城の事ではないのですが
新たに見つけたものがあります。
今までどうして気づかなかったんだろう。
天野坂を登って左に小宮曲輪堀入口、その通路の反対右側に馬頭観世音があった。
今まで左側の小宮曲輪ばかりに気をとられて
右側は見てなかったのか気づかなかった。
誰かがその周囲の草木を刈ったようだが草木に隠されて見えなかったのか?


「嘉永」の年号が読み取れる、江戸時代末期だ。「世」が昔の字。


それともうひとつ馬頭観世音を発見。
こちらは大馬出のすぐ脇、鍛治谷戸に下りる道の右側。


こちらは「大正十一年」の年号、「世」は現代の字だ。
馬頭観世音があるということは、
滝山城を超えて多摩川を渡るための交通があったということなのかな?


大馬出から鍛治谷戸方面に更に下りた右側にこの石碑を発見!


これは何の石碑?
「宝暦十一年」と読み取れる?1761年だ、これは古い。


今回の作業は1月の時に比べたら楽でした。
達成感は前回ほどありませんでしたが
石碑を発見したり楽しい一日でした。
「大馬出」の堀、一見の価値あります。
滝山城に訪れた時は見学してくださいね。


それにしても「二ノ丸」の堀はスケールが他の堀とは違うな。
見学している女性が「すごーい」と言ってるのが聞こえた。
その時自分は心のなかで「そーでしょ、すごいでしょ」とつぶやいていた。



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