あるところに、菩薩様がいたそうです。
菩薩様は菩薩なので、ボサーっとぼんやりしていたそうです。
どんなふうにぼんやりしていたか取りますと、目の前にお腹空いてる人がいて困っていたら自分の食事を抜いて自分が食べるはずだったご飯をあげてしまったり、お金がないっていわれたら明日使う予定のお金をその人に渡してしまったり、家族に愛想つかされてしまいましたがそれはそれは貧しいけど、心は豊かな生活を過ごしていたそうです。
そんな菩薩様もう寿命が来てこの世を去る時が来ました。そして何百年か後、生まれ変わったら観音様になっていたそうです。
観音というだけに、正しく観ることもできれば、正しく聞き分ける、行動も、思考も正しく間違いなく行えるように進化してました。
八正道
そして、いよいよ寿命にいたり、観音生活と菩薩生活を振り返っていました。
観音生活の方が、いろんなことがいっぱいできたけれど、完璧すぎて何となく物足りなく思いました。
そして、また生まれ変わることがあれば、ジェットコースターのような人生を過ごすことができる菩薩に生まれたいと強く思いましたとさ。
めでたし、めでたし
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