ノーやん日記パート2

花は花として

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 晴れ。猛暑が続く。明け方の涼しいうちに町内を徘徊。蟋蟀と鉦叩の声を聞く。やはりしのびよる秋を感じる。季節の移り変わりに目と耳を澄ますのはわれら日本人の習い性か。日中の蝉声は依然として暑苦しい。愚妻のメモを片手に午前中スーパーへ買い物へ。途中、千里東町の道路脇で木槿の花に目が留まる(写真上下)。

 道中、ソクラテスの「蝉は幸せだ。なぜならモノを言わない妻がいるから」という逸話を思いだす。いつもガミガミ言われていたのかな。ソクラテスは。悪妻の代名詞とされた妻クサンティッペのこと。なんでかな。帰宅して調べてみる。あまり大した根拠はないな。多分に後世脚色された伝聞の類。

 たとえば、「ある時、クサンティッペはソクラテスに対して激しくまくしたて、彼が動じないので水を頭から浴びせた。しかしソクラテスは平然と『雷の後は雨はつきものだ』と語った」とか。「よい妻をもてば幸せになれる。悪い妻を持てば私のように哲学者になれる」とか。たわいのない落語のような話ばかり。朝から晩までジイジイ言われている愚老などからみると世の中良妻が居るのかと思ってしまう。悪妻もまた良妻なり。花は花に変わりなし。ではないか。これわがソクラテス的妻観なり。
          木槿咲くソクラテス妻も花として 昇龍子

コメント一覧

ノーやん
https://55926699.at.webry.info/
{%笑いwebry%}ぼくは凡クラですから幸も不幸もありません。
fm
「木槿咲くソクラテス妻も花として」

貴兄は愛妻家のソクラテスですな。古来偉大な人物が不幸になると、女房のせいにされます。モーツアルト、コールリッジだけではない。多くの天才は女房のせいで不幸になっています。
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