無花果喰いさる野鳥

　曇り時々小雨。じとじとする。あさ、「労働法入門」（水町勇一郎著）と「中高生のための憲法教室」（伊藤真著）を読み終わる。「労働組合はなぜ必要か」。労使ともにメリットがあると説く。とくに労使の合意で決められる労働協約の締結の有効性に注目。けど、就業規則を超える労働協約を結んでいるところはどれほどあるのだろうか。「憲法教室」は、中高生はもちろん、安倍首相と閣僚にも読ませたい本。

　午前、歯科の定検診。「出血もなくよく歯磨きしています」。きょうも褒められる。帰路、畑の無花果に網がかかっていたので立ち止まる。三つ四つ熟していたがうちひとつは食いちぎられていた。喰われ方から見てカラスの仕業と見た。証拠がないから推測だが大口でないと捥ぎとれない。昼はスーパーでげそ天を買って天婦羅ざる蕎麦。バジルと青紫蘇も刻んで降りかける。

　午後、生態観察同好会へ。リーダー会秋のフェスタへ出展する樹木の外観の月々の変化。Ｎさんが撮影した写真をパソコン・プロジェクターで見る。8種類の樹木の記録だが展示スペースに制約があるので、どれを外すか選択した。

　花を観察したまま紙で再現する勉強も試みた。ハイビスカスを使う。雄しべ・雌しべの管の部分、花びらの部分、萼と複萼の部分に分担して新聞紙や色紙を使って造花を作り上げた。おもしろい。Ｍ先生のアイデアや。
　　　　　　　　　　　　　　　何鳥か無花果を捥ぐ網の下　昇龍子