晴れ。一時日照り雨。「俳句とあそぶ法」のつづき。挨拶句の作法。著者江國滋(俳号滋酔郎)さんは有名人「○○忌」の句作がご自慢の様子。「帯しめてぽんと叩いて傘雨の忌 滋酔郎」「へちま忌や古書四五冊のもちおもり 同」「雨あしもとぎすまされて漱石忌 同」…。傘雨忌は久保田万太郎、へちま忌はご存じ正岡子規。季節感はほとんどゼロでよし。忌句は解放句か。
けさの新型コロナ感染者情報。きのう26日の新規感染者は全国で629人。東京が急増し270人。なんでかな。隣接する神奈川が91人。大阪は66人。豊中ゼロで累計303人。菅首相は4連休中も各界の著名人と食事しながら面談したそうだがコロナ対策ではなくレジタルや規制改革など経済界筋の人が目立つ。腹の内が見える。お昼は寄せ揚げでざる蕎麦。
午後、ベートーヴェン生誕250年千里バロック合奏団第80回定期演奏会に出席。豊中市文化芸術センターアクア文化ホールで行われた。演目はベンジャミン・ブリテンのシンプルシンフォニー、ベートーヴェン交響曲第一番ハ長調作品21、ハイドンのチェロ協奏曲第2番ニ長調。独奏チェロはKOBE国際音楽コンクール弦楽器部門優秀賞の稲本愛歌さん。指揮は梵智惇声さん。出演メンバー40人弱。千里バロック合奏団はプロの集団ではない。「今、みんなの力を集めて前へ!!」の標語が示すように、クラシック音楽愛好家が草の根から民衆を励ます音楽活動を続けている。入場料無料。月並み表現だが感動した。
250年ベートーヴェンが雷鳴す 昇龍子