ノーやん日記パート2

俳人の条件⑨正岡子規編

曇りときどき晴れ。終日空気が冷たい。10度を下回る冬日。午前中買い物に出る。「寒い日が続きますね」「ほんとねえ」。同じ階のMさん。いつもは列のできるスーパーのレジがどういうわけか空いている。鶏の骨付きもも肉照り焼き3つで880円、卵10個98円。お昼はたぬきそば。午後も千里中央へ。途中、乳母車に白黒ぶちのブルドッグを乗せて散歩する美女に出会う。「こんにちは」「寒いですね」。 
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 俳人修行。きょうは近代俳句確立の祖・「柿食へば鐘が鳴るなり法隆寺」の正岡子規著「俳諧大要」から。冒頭「俳句は文学の一部なり」と説く。のちに桑原武夫が「第二芸術」とこき下ろすが子規は文学、美術と同類と見なす。文学との区別は「音調の異なる処にあり」「俳句には一定せる音調あり」とする。俳句の多くは四季の題目を詠じ、ないものを雑(ぞう)と呼ぶ。俳句をめざすものには修学一期と二期があるとし期ごとの学ぶポイントを説いている。

修学第一期―①「俳句をものせんと思ひ立ちしその瞬間に半句にても一句にても、…構わず無理に一首の韻文としてなし置くべし」②「言語、文法、切字、仮名遣いなど一切なきものとと心得て可なり」③「多くものするうちに自然と発明することあり」④「紙切れに書き記し…(時候の景物を)くりかえし吟じ見るも善し」⑤「古今の俳句を読む事は最も必要なり」。

修学第二期(あらまし評論でき心中頼むところあるように感じる頃)―①自分の発達程度を知り、長ずるところを伸ばす(意匠と言語、雅趣と繊巧、繊巧と壮大)。同時に多少の変化を知るを要す②博く学び多くつくる③壮大雄渾の句を善しとす④繊細精緻なる句も学ばざるべからず⑤理屈は理屈にして文学にあらず。理屈を離るべし⑥月並調に堕さず雅俗調和の句を⑦「てには」(虚字)多き句はたるみやすい。副詞や動詞もたるみやすい。「名詞の多きはしまりやすい」。

 きわめて大雑把にポイントを学んだが、日が経てば忘れてしまう。身につけるのはきのうも書いたが実践や。上手い下手ではないね。そう意識した句は駄作に堕ちる。写真は上下とも千里南公園(23日)。

柿落葉散って小さき実星となる 龍尾



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コメント一覧

ノーやん
https://55926699.at.webry.info/
{%笑いwebry%}ありがとうございます。むかしむかし日蓮宗の修行僧の体験を聞いたことがあります。修行というのは日本的ですかね?
fm
「柿落葉散って小さき実星となる」

これいいじゃありませんか。子規効果が現れましたかな。
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