修学第一期―①「俳句をものせんと思ひ立ちしその瞬間に半句にても一句にても、…構わず無理に一首の韻文としてなし置くべし」②「言語、文法、切字、仮名遣いなど一切なきものとと心得て可なり」③「多くものするうちに自然と発明することあり」④「紙切れに書き記し…(時候の景物を)くりかえし吟じ見るも善し」⑤「古今の俳句を読む事は最も必要なり」。
修学第二期(あらまし評論でき心中頼むところあるように感じる頃)―①自分の発達程度を知り、長ずるところを伸ばす(意匠と言語、雅趣と繊巧、繊巧と壮大)。同時に多少の変化を知るを要す②博く学び多くつくる③壮大雄渾の句を善しとす④繊細精緻なる句も学ばざるべからず⑤理屈は理屈にして文学にあらず。理屈を離るべし⑥月並調に堕さず雅俗調和の句を⑦「てには」(虚字)多き句はたるみやすい。副詞や動詞もたるみやすい。「名詞の多きはしまりやすい」。
きわめて大雑把にポイントを学んだが、日が経てば忘れてしまう。身につけるのはきのうも書いたが実践や。上手い下手ではないね。そう意識した句は駄作に堕ちる。写真は上下とも千里南公園(23日)。
柿落葉散って小さき実星となる 龍尾