ノーやん日記パート2

西洋芝の育成(つづき)

 豊島公園内ローズ球場前の西洋芝が生え揃って2回目の芝刈りをしました。剪定バサミを地面に落とし刃先を平行にして切るのですが、これがしゃきしゃきとスムーズにいかない。芝をはさみこんでしまい、どうしても肩と腕に力が入り、額に汗がふきだす。刃先を地面に向けて力を入れると、切れるには切れるのですが腰まで疲れます。いっしょに刈っていたもう一人の女性はじつにリズミカルにしゃきしゃきとやっている。器用な人、不器用な人というのは、こういう作業にも表れるんだなあと思いました。
 西洋芝というのは、見た目にやわらかでやさしいグリーンです。種まきした初めは、雑草が目立ちましたが、芝が生え揃ってからは見えません。刈り込みを重ね、脇から葉を出させ根を張らせれば、雑草も生えないグリーンが出来上がるのでしょうか。いや、そんな甘いもんではない、手入れしなければ雑草は生えるよと言われそうな気もしますが、芝を育てるはじめての経験です。ポット苗のパンジーがもう花をつけ、「トヨナカ」の文字の中に入る日を待っています。花入り芝生を市民にお目にかけられるのはもうすぐです。
 暑くもなく寒くもなく、さわやか。いまがいちばん過ごし易い季節。こんな季節を迎えると人の時間や物への意識も変わってくるから不思議です。いろんなことに思いを馳せる。勉強もしたくなる、読書に心が向く。晴れた日は自然を歩きたくなる。時代を遡って古人の文化にも触れたくなる。いのちあるものすべてを慈しみたくなる。ぼくにとっては、いまがそういう欲望の起こる季節です。
此秋は何で年よる雲に鳥 芭蕉
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