ノーやん日記パート2

きょうは名月

 晴れ。一時曇る。「いいお天気ですね」「まだちょっと暑いですね」「きょうは名月ですよ」「きのうですけどスマホに撮りました」。長屋のみなさん、季節のことしっかり見てはるんや。薄や芋煮を飾るとかなんぞしたいな。スーパーにみたらし団子があるはずや。のぞく。どこもない。なんでや?八百屋さんをのぞく。泥付きの奈良・天理産の小芋198円があった。う~んと手が出かかったが賢妻の顔が浮かんで止める。お昼はパスタ・カルボナーラ、肉団子とインゲン豆とアスパラと。

 午後、「ダルマの民俗学」のつづきを読む。「陰陽五行」の解説が終わっていよいよ禅宗開祖といわれる達磨大師の話に。中国と日本に伝わる達磨大師のあいことなる行倒れ伝説。が、日本には達磨大師が渡来したという証拠は何もない。なのに「達磨さんにらめっこしましょ」とか縁起担ぎの達磨人形が売られたりするのはなんでや。

 「名月」といえば。まず芭蕉さんの「名月や池をめぐりて夜もすがら」。一茶の「あの月をとってくれろと泣子哉」も。そして蕪村の「五六升芋煮る坊の月見かな」。芭蕉句は、自分もそうしてみたくなる句。一茶句は、わが子メロメロの一茶の心境に共感する句。蕪村句は僧房の芋煮の情景を髣髴とさせる句。わが輩は指をくわえる。

 ひょいと、千里南公園へ。牛ヶ首池の南北に葦が植えられている。南の葦の花が少し見えた。愚老が学んだ大学の学章が葦だったので調べたことがある。紫苑も愚老らが立ち上げた学部自治会の旗は紫だった。公孫樹の実はぼくの入学叶わなかった国立大学の学章。無意識のうちに国立コンプレックスが残存しているなと気づく。いまでは学章など見ないが国立の連中はやはりどこか違うなというようなものがあった。

 新型コロナ感染の追記。肝心な記録をうっかりしました。きのうの新規感染者2,224人。死者23人。大阪新規268人。東京302人。豊中14人。減少しているのは喜ばしいが去年の今年と比べると大阪59人、豊中はゼロだった。でも「緊急事態宣言」は政治的理由から解除されるだろう。

 名月は芋を欲しがる歩き出す 昇龍子

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