春の雨 千里

終日春の雨。千里東町のあたりから千里中央方面を望む。雨雫を吊るした小枝の先に冬芽がいまにも開きそう。葉芽だろう。雨は植物にとって自然の恵みや。雨のお蔭で春を迎えられる。カラスの集団が樫ノ木公園に屯していた。ビニール傘をさしていたので襲われる心配はない。車も少なく団地はシ～ンとしている。学校も日曜日。広いグラウンドに細い雨だけが降り注いでいる。静かな空気を吸い込み、食品スーパーをのぞいて4個入り298円のトマトを買う。

　坂の多い北町でイチョウの冬芽が天を仰いでいた。春の雨雫が目に止まる。携帯ではうまく撮れんな。千里中央から一歩離れた住宅街はどこも静か。お昼はパスタ。ぺペロンチーノ。ニンニクの微塵切りと鷹の爪のタネをとった輪切りをオリーブ油で炒める。茹で湯を足して弱火でとろみをつける。ケチャップとウスターソースを少々加える。塩は使わず。茹で卵を一つ乗せる。まずまずの仕上がり。茹で湯をフライパンに注ぎたすとき跳ね跳びないようにフライパンを持ち上げてそっと入れるのがコツ。ハーブの葉を2枚刻んで香り付けする。
　　　　　　　　　　　　春の雨天突く枝にぶら下がる　昇龍子