老い木にも桜咲く

　晴れのち曇り時々ぱらつく。風あり。気力はあるが、がむしゃらはできなくなった。階段を登るにも手すりを使うようになった。けど桜は老木も花を咲かせている。負けじと早朝から三つ四つ用事をこなす。意見を交わすごとに元気をもらう。人は社会的動物だとつくづく実感する。久しぶりに大阪市内へでかける。70歳にして医療生協で働く友人に医療や介護職場の厳しい実情を聞く。資本力にものを言わせて施設を拡張する儲け第一主義の企業との激しい競争になっているという。人のいのちも金次第という世の中。なぜ、ただせないのか。答は簡単。「お前、いま何と訊いた。…ばかやろう。それはお前が正さないからだ」。お昼はコンビニでお握りを2個買い、自宅のインスタントラーメンを3分間湯がいていただく。

　きょうは、新元号が「令和」と発表された。新聞やＴＶは号外まで出しての大騒ぎ。元号がいつからどうしてどう続いてきたのか知らないが、ときの政権は当然改元を延命に利用したいだろう。元号で世の中が変わるわけがない。縁起かつぎの発想。おかしいね。現実の国策をただすことが政権の責任でしょ。口先三寸の話はぺけですよ。写真上＝上新田4丁目のお宅、中＝わがマンションのソメイヨシノ、下＝千里中央公園の仲良しレリーフ
　　　　　　　　　　老い木にも桜咲くぞよ四月馬鹿　昇龍子