きょうも俳句の勉強。岡本眸さんの「現代俳句入門」が説く「技法」。なんや、それ。大地の自然を擬人法で表現したり擬音語、擬態語を使う句づくりのワザ。「囀りをこぼさじと抱く大樹かな 立子」。「こぼさじと抱く」という擬人法で一句のイメージがありありと膨らむ。「鳥わたるこきこきと缶切れば 不死男」「づかづかと来て踊り子にさ丶やける 素十」。「こきこき」は擬音語、「づかづか」は擬態語。その4字で俳味が迸る。情景を表現できる。比喩、疑問、問いかけ、命令もある。「たましひのたとへば秋のほたるかな 蛇笏」。解釈は各人自由だろうが、なんとなくへたばりつつおっとどこい生きるさまがイメージできる。「明日ありやあり外套のボロちぎる 不死男」。わがいのちのあしたを問いつつしゃきっと生きる一句や。
この表現技法、しゃきっと学ぶべし。固有名詞の使用もある。「柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 子規」はその典型。「大阪やけぶりの上にいわし雲 青畝」も70年代初めごろまでの大阪を表現している。近江の「湖国」もしばしば使われる。数詞や外来語もよく使われるようになった。
きょうは朝から、豊津のスーパー理容へ。老人ばかり来る店。南千里のスーパーでパンと牛乳など買い物して昼はネバネバ素麺。山芋とオクラとナメコで。午睡。南千里で赤とんぼに出合った。四国旅行を思い出した。一句浮かんだ。(写真は、花とみどりの相談所前花壇)
浜の駅潮風吹かれ赤とんぼ 昇龍子
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ノーやん
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