ノーやん日記パート2

俳人修行初秋の巻⑦技法

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 晴れ。新聞休刊日。ロケット弾は飛んでこない。目が離せない世界が気にかかる。停戦後のパレスチナ自治区ガザの子どもたちのいま、シリアとイラクの一部に支配を広げるイスラム教スンニ派過激派組織「イスラム国」と掃討作戦の動き、ウクライナ情勢。戦争をやめさせる世界の動きは…。賛否拮抗が伝えられるスコットランドの独立住民投票の行方も世界が注目する。

 きょうも俳句の勉強。岡本眸さんの「現代俳句入門」が説く「技法」。なんや、それ。大地の自然を擬人法で表現したり擬音語、擬態語を使う句づくりのワザ。「囀りをこぼさじと抱く大樹かな 立子」。「こぼさじと抱く」という擬人法で一句のイメージがありありと膨らむ。「鳥わたるこきこきと缶切れば 不死男」「づかづかと来て踊り子にさ丶やける 素十」。「こきこき」は擬音語、「づかづか」は擬態語。その4字で俳味が迸る。情景を表現できる。比喩、疑問、問いかけ、命令もある。「たましひのたとへば秋のほたるかな 蛇笏」。解釈は各人自由だろうが、なんとなくへたばりつつおっとどこい生きるさまがイメージできる。「明日ありやあり外套のボロちぎる 不死男」。わがいのちのあしたを問いつつしゃきっと生きる一句や。

 この表現技法、しゃきっと学ぶべし。固有名詞の使用もある。「柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 子規」はその典型。「大阪やけぶりの上にいわし雲 青畝」も70年代初めごろまでの大阪を表現している。近江の「湖国」もしばしば使われる。数詞や外来語もよく使われるようになった。

 きょうは朝から、豊津のスーパー理容へ。老人ばかり来る店。南千里のスーパーでパンと牛乳など買い物して昼はネバネバ素麺。山芋とオクラとナメコで。午睡。南千里で赤とんぼに出合った。四国旅行を思い出した。一句浮かんだ。(写真は、花とみどりの相談所前花壇)
               浜の駅潮風吹かれ赤とんぼ 昇龍子

コメント一覧

ノーやん
https://55926699.at.webry.info/
{%笑いwebry%}奥の細道につづいて四国四十八か寺巡りも机上のプランに終わりました。
fm
「浜の駅潮風吹かれ赤とんぼ」

四国の霊場めぐりをする元気があればね…
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