曇りのち晴れ。あさ蚊の唸り声に目を覚ます。暗がりの中で掌で掴まえようとするが逃げられる。2度3度空をつかむ。諦めて起きる。一時小雨。井上ひさしさんの「社会とことば」を読む。一語一語ことばの使い方使われ方を調べてはる。何冊もの辞書を比較して。ちょっとまねできない。政治家やメディアの紋切り型表現もよく分析している。ことば博士のような人。
昼前、歯科の定期検診へ。右下奥の部分入れ歯を支えている歯の周りが痛むので診てもらう。「膿です。掻爬しましょう。ちょっと痛いですよ」。麻酔を打っているが痛い。唇までしびれる。お昼がスーパーの寄せ揚げでざる蕎麦。午睡。
目を覚ますとネットに「首相辞任の意向固める」のニュース。5時からの記者会見を前に「潰瘍性大腸炎が悪化」「職務継続困難と判断」「総裁選9月にも実施」と報じられる。10月総選挙説も流れる。コロナ対策も経済対策も無策のまま国会もひらかずにか。愚策・無策・無責任の政治に国民の批判が広がり政権末期症状ではある。しかし国民の苦難に向き合わずもうぐじゃぐじゃ状態で権力争いを演じるとしたら国民は救われない。日本救う道は?だれが責任をとるんや。自画自賛はもうたくさん。
首筋にまとう蚊の声空掴み 昇龍子
