ノーやん日記パート2

一茶の笑い研究続々

 曇。ときどき陽が差し雨もぱらつく。蒸し暑い。朝から千里局花壇(写真上中下)の当番。花がら摘みや草取り、清掃作業。汗がぽとぽと落ちる。40分程で終わる。帰宅して「一茶句集」(金子兜太さん著)のつづきを読む。孔子が編定した周王朝期の詩歌集『詩経』、その一部である「詩経国風」を一茶は学んで俳句化した。死跡の松をも植てゆふ涼み/夏山の膏ぎつたる月よ哉/さはつてもとがむる木也夕涼み/鳥[の]巣の抜尽されし庵哉。この四句なんとはなしに分かるが「詩経国風」を知らないとその諧謔と深い句意は読み解けまい。ふむふむ頷きながら読む。

 たとえば、「鳥(の)巣の」句は、「詩経国風」のなかにある、婚約不履行を迫られた娘が“雀にも角があるというようなでたらめいう”男を法廷でやり込めた歌のパロディという。「とがむる木」も擬人化した表現。てな調子で引き込まれていく。昼パスタ。材料がなくレタスを刻んでケチャップと一緒に混ぜる。午睡。
               辻辻の烏が叫ぶ鳥のまち 昇龍子
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コメント一覧

ノーやん
https://55926699.at.webry.info/
{%笑いwebry%}人のまちに入り込んでわがもの顔をするインヴェーダーは“獄門烏首”がいちばんふさわしい罰でしょう。
fm
獄門烏首という刑罰は初めて聞きました。
ノーやん
https://55926699.at.webry.info/
{%笑いwebry%}無季の句です。いまは烏が早朝からわがもの顔にまちの辻辻に陣取り、人が通るたび「オッガア」「オッガア」と雄たけびを上げます。きゃつらの吊るし首を曝してみせたいもんです。
fm
「辻辻の烏が叫ぶ鳥のまち」

こちらも最近烏の声を朝聞くようになりました。
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