ノーやん日記パート2

俳人修行初秋の巻⑤省略

画像
画像
 晴れ。きょうも朝はさわやか。早朝から町内を徘徊する。月が真上に。星空がひろがる。虫の音が遠近に。朝の空気を思い切り吸い込む。さあ、俳句の勉強。きょうは「省略」ということ。写生と言っても全部をいわない。たとえば、「頂上や殊に野菊の吹かれ居り 石鼎」。野菊に焦点をあて秋の花壇を彷彿させる。焦点を絞るんや。俳句はカメラアングルの手法に似ているな。

 “ごちゃごちゃ言わない。説明をしない”“理屈(因果関係)を言わない”ということ。焦点鮮明に。かつ自由にイメージを膨らませる。そこがむつかしいんや。読み手によって伸縮自在になる短詩。「燈籠にしばらくのこる匂ひかな 林火」。作者が妻と子をなくした直後の句という。余白、余情の美。なるほどねえ。これはそうそうできるもんやないぞ。う~ん。そのときはできたと思っても後日読み返すとなんとつまらん句やなあと自己嫌悪すること再々。ま、欲張らず一歩一歩場数を踏むか。きょうはそのまんま句で。
               片隅の石榴いよいよ紅らみぬ 昇龍子

コメント一覧

ノーやん
https://55926699.at.webry.info/
{%笑いwebry%}ありがとうございます。手元の「花の歳時記」を見ると、ざくろはバルカン半島からヒマラヤ地方の産で日本には中国から薬用として移植された、とあります。花ことばは「馬鹿」やそうです。
fm
以前にも言いましたが、柘榴は年金制度のない時代のエジプトの子沢山の縁起物。多作の俳人になれるかも。
ノーやん
https://55926699.at.webry.info/
{%笑いwebry%}千里南町の団地で石榴を眺めて写真を撮っていたらおばあちゃんがニコニコしてハサミを渡しました。「これで採りなさい。いいのを」。嬉しいね。しかし、赤いだけで爆ぜていないのは味が酸っぱくも甘くもない。ぺっぺっと種を吐き出しました。
fm
「片隅の石榴いよいよ紅らみぬ」

柘榴は久しく食べていません。悪ガキが他人の庭から盗みました。今は買って食べるのですね。
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「インポート」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事