ノーやん日記パート2

ぐじゃぐじゃの世に蕪村読む

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 晴れ。寒さはまあまあ。世の中ぐじゃぐじゃ。日産ゴーン事件しかり、日露領土問題秘密交渉しかり、人権無視の外国人労働者受け入れ法強行劇しかり、改憲へ暴走する“国会支配”しかり…。アチャコはん風にいえば「もう、むちゃくちゃでござりまする」や。抵抗勢力は、来年の選挙で結束して与野党逆転をと気張りだしたようす。うそ・ぺてんは世のならい数の力こそ正義だ、と言わんばかりに世の中を荒廃させている輩を放逐できるのは有権者しかない。野党共闘の成功に期待しまっせ。てなこと考えつつ、「蕪村全集」第一巻を読む。年代順に配列された発句を早読みする。

 22歳から60歳まで。蕪村の関心がよく分かる。白氏(白楽天)、晋人(陶淵明)らの唐詩ファンだったこと、芝居や相撲ファンだったこと、京の景色や王朝物語に魅かれたハイセンスなこと。土臭く野暮ったい一茶とはセンスが違うなあ。そもそも蕪村は画家で生計を立てていた身なので美的センスの磨かれた句が多いのは当然か。一茶と蕪村の比較論も面白そう。昼は、名古屋の義弟からもらった即席きしめん。椎茸、わかめ、蒲鉾を足して。

 妻は、いつも通りのくらしぶり。入院を勧められているが嫌がっている。食欲はわが輩より旺盛。ホットケーキをつくったら4枚も平らげた。過食・肥満が病気の原因ではないか、と忠告したが意に介さない。
          滝道のそぞろおしゃべり紅葉渓 昇龍子
          散り半ば小犬が駆ける冬木立  同

コメント一覧

ノーやん
https://55926699.at.webry.info/
{%笑いwebry%}ありがとうございます。蕪村を読んだ影響かな。
fm
「散り半ば小犬が駆ける冬木立」

良い描写ですね。佳作!
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