「俳句実作の心得―注意十箇条」
①何よりも平明な文章で
②一点集中が大切
③単純化してとらえる
④修飾語(形容詞、副詞)より実体語(名詞、動詞)を使おう
⑤もう一歩、内側に踏み込もう
⑥三句切れはだめ、二句一章か一句言い切りの形で
⑦音韻、リズムは一句の呼吸
⑧切字をきっぱりと利用しよう
⑨「の」は世界をふかめる
⑩「ごとく」は詩の基本。秘すれば花
こうして整頓してみると、おぼろげながら「開眼」の道が見えてきそう。問題はこれを咀嚼実行することか。とりわけ②③④⑤が勘所かな。あれもこれも言いたがる癖を正せ。カントじゃないがモノ自体をとらえる観察力を養え。そのためには吟行を重ねることが絶対条件や。絵画、写真、音楽、戯曲、舞台芸術…などの素養を身につけることも必要条件やな。さてさて。
句会は午後からはじまり夕方花谷清先生を囲んで四川省料理店で忘年会。愚老句は予選も入選もなく酷評を浴びた。「皸の母より届く今年米」―「くすぐりの母もの俳句です」。「寄せ付けぬ温室仙人掌紅の花」―「おんしつさぼてん?」。「山茶花の花びら零れ開戦日」―4点入るが「花びら」が重なります。「しきりに」としては。「いや、『しきり』は12月8日とあいません。考えなおします」。「湯気立ててきつねうどんや箸を割る」―「そのまんまの句です」。得点もなかったが「箸を割る」に四苦八苦した。写真上千里みどりのさんぽみちの案内板。下=ナナカマドの裸木。
ひねくって舌鼓打つ忘年会 龍尾
コメント一覧
ノーやん
fm
最新の画像もっと見る
最近の「インポート」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
人気記事