ノーやん日記パート2

初地蔵

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 晴れ。雲多く風あり寒い。きのう、人類の歴史を億千万年のスケールで研究する人類進化学とことしはどうなるかを占う現実世界とのギャップの大きさに戸惑ったと書いたが、きょうは大阪大学の湯浅精二さんがわが「大阪民主新報」に連載した「生命150億年の旅」を読み返しそのギャップを埋めてみようと試みた。宇宙の時間と空間の巨大さに馴染むのは大変だが湯浅さんの「宇宙カレンダー」の発想でうんとギャップは縮まった。

 宇宙誕生のビッグバンから100億年後、太陽が誕生した。湯浅さんはこの星を一年間の宇宙カレンダーにして、「9月14日」に地球と月が誕生。「10月9日」に「いのちの誕生」。「12月中ごろ」まで地球上の生物を発展させる「先カンブリア代」がつづき「12月20日」(シルル紀)に地球にオゾン層が完成し植物の陸地への移動が始まり「21日」には動物の陸への移動が始まったと説く。

 人類の祖先が猿の仲間から進化したのは「12月31日午後10時30分。いまから250万年前」だったと。この本は中学生や高校生が生物の教科書にもできる「50話」になっている。昨年急逝した西田和憲君と湯浅精二先生のちえを集めた力作の新書本である。正月早々読み返すことになるとは。

 南千里の千里図書館で「稲垣栄洋さんの『面白くて眠れなくなる植物学』」を予約しようとしたら「吹田市民でない人はだめ」と断られた。そんなもんかね、いまの図書館運営は。改めて欲しいね。利用者ファーストでしょ。お地蔵さんにお願いした。ここのお地蔵さんは評判がええんや。ひっきりなしにお参りしてはる。ただ、賽銭の音は軽くて白っぽいけど。
               賽銭の音軽やかに初地蔵 昇龍子

 

コメント一覧

ノーやん
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1円玉がコロンと転がる姿を見てとっさに浮かんだ一句です。投函したのは30代の若夫婦でした。思わずにこっとしました。
fm
「賽銭の音軽やかに初地蔵」

500円硬貨の音ではないですか。泥棒も振り向きもしない賽銭箱ですか。うちの近くの賽銭箱も同様です。
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