なんでも、高天原ちゅうのんがあってな。その高いとっから日向の高千穂峰に下ったニニギノミコトはんの曾孫はんでなあ、出生不明やけど腕っ節の強い神日本磐金彦尊(かむやまといわれひこのみこと)やんいうのんがな。日向から舟軍を率い瀬戸内通って難波にきよったんやて。けどな悪ガキのナガスネヒコやんらが「ここはアカン」言うて土踏ませへんかったんや。ほいで、神やん、しゃあことなしに熊野の方から大和に入って大和地方を平定し国をつくったちゅう話。まんがになった本昔読んだやろ。 そのお人が紀元前660年橿原宮で第一代天皇・神武天皇さんになりはった日らしいで。そのお祖父さん、天からどないして降りてきはったんかぼくは不思議でしょうなかったなあ。うそっぽい話をほんまの話にして日本国は祭日にしてんねん。ええ加減な国やなあ。ちょっと恥ずかしいな。橿原神宮の続きに神武天皇稜があるけど、平生はほとんど人が来いへんで。そんな嘘物語信じる人はそう居て無いやろ。
日本を天皇制国家に永続させるための祭日といえば分かりやすい。虚構の祭日はいずれ糺されるやろう。「建国の日」を制定するに当たっては国会でそれなりのかんかんがくがくの論議はあったようだ。有権者1万人対象のアンケートもやったらしい。トップは昔の「紀元節がよい」が４７．４%。2位は「いつでもよい」3位「5月3日の憲法記念日」4位「わからない」5位「聖徳太子の17条憲法制定日」だったとさ。(写真建国を祝うカラスたち上とアベノミクスの恩恵に浴するTマーケット)
建国記念日にあらず記念の日 昇龍子
