きのうは、マンションの夏祭の日。役員の皆さんが朝から敷地内でテント張りなど設営にかかっていた。ここ十年以上雨天中止になったことはない。ネットの予報では正午ごろ1ミリ程度の雨となっていた。ところがお昼ごろ黒い雲が突然現れ猛烈な雨。1時間雨量が34ミリとか。予報もできぬ雨をゲリラ豪雨というらしい。道路は川のような状態になった。「天神まつりの方はなんともなかったそうですよ」「へえ、ちょっとの違いですか」。予想外の事態に急遽会場を小学校の体育館に変更した。対応も迅速だった。すごい結束力、自治力がある。フワフワゴリラが登場し夜8時過ぎまで子どもたちの行列が出来た。
小さい子どもたちは法被を着せてもらって神輿担ぎをたのしんだ。夜店も賑わった。家庭菜園のグループが出品した採れたて野菜、花のボランティアが育苗したアサガオ市も完売した。体育館の中は手づくりイベントで盛り上がり、外ではあちこちで缶ビール片手に交流の輪ができた。けさ、「お宅、くじが当たっていたよ」と聞いたが、発表の場にいなかったので景品を貰えず。後の祭。
蕪村が詠んだような風流さはないが、マンション人が築く現代風夏祭もまたたのし。
夏祭ともしび明く笑ひあふ 梢花
草の雨祭の車過ぎてのち 蕪村
どしゃぶりの後にワッハや夏祭 拙句
