ノーやん日記パート2

治世に関心を寄せていた蕪村

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 晴れ。けさもトースト一枚。加工乳一杯。横になる。午前中、部屋に籠って「蕪村全集」四の俳文を読み続ける。俳文は、句集や俳詩の文芸作品を読むのとは違う面白さがある。蕪村の俳論や処世観、生活態度が生にうかがえる。

 天明元年(1781)1月の「隅ぐに」詞書。
「摺子木で重箱を洗ふがごとくせよとは、政(まつりごと)の厳刻なるをいましめ給ふ。賢(畏)き御代の春にあふて。
                隅ぐに残る寒さやうめの花  」
「摺子木で洗うがごとく」とは、徳川家光の幕政を担った土井利勝が戒めにしたことわざで、隅々に目を配って治世をせよという意味という。蕪村は、安永10年1月、天明元年への世替わりに庶民の窮状救済を期待したのだろう。いまの世は窮民救済どころか苛斂誅求の独裁を縦にしている。

 腹の痛み、横になったおかげで少しましになる。パンと牛乳がなくなったのでスーパーへ買いに出る。ついでに南千里の梅林で梅の香をかぐ。よちよちの幼児も自分の背の高さの梅の花に近寄って顔をつけていた。
               隅々の腹痛ますな梅の花 昇竜子      

 

コメント一覧

ノーやん
https://55926699.at.webry.info/
{%笑いwebry%}金力・権力の治世を許容しているわれわれにも問いかけられていると思います。それにしても身体が基。お互い健康に心がけまひょ。
fm
○政で後世に名を残す人はあります。その人のご機嫌をうかがって発言し、行動する人もいます。

腹痛ばそのせいではないかな。小生も最近睡眠が上手く行きません。
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