晴れのち曇り。きょうも寒く腰痛む。老人クラブの行事を欠席。師走となると年内の訃報あいつぐ。豊中生まれの俳人花谷和子先生は7月4日、ご逝去。97歳。同人誌「藍」を主宰され、ぼくは系列のサークルに入り添削指導を受け俳句に目覚めた。俳句の基礎の基礎をお教えいただいた恩師。ご子息の清先生にもご指導をいただいた。心からお礼とお悔やみを申し上げます。合掌
そんなわけで、きょうは花谷和子先生の初期作品句集「ももさくら」(伊丹三樹彦序・小寺正三題字)を読み返す。ことばを詩に紡ぐ達人だと改めて学ぶ。時節柄「仮面なき犬の飽食さくら散る」に目が留まりひとり笑いする。愚老のことしの日記帳も振り返る。なんと詩情乏しく駄句並べ。そのまんま句を日日書いている。しかし、花や野鳥の句にひとすじのものがあるぞ。自分句を発見した。これはぼくの宝や。お昼はパスタ・ミートソース。
午後も部屋籠り。YouTubeが俄然面白い。「桜を見る会」ニュースを独占の感あり。きょうは、野党追及本部の消費者庁や内閣官房のヒヤリング画像。高級官僚が嘘とごまかしに終始する姿が生で分かる。野党の追及がパフォーマンスなどでない国民目線に沿った真剣なものということも分かる。思わず、腰折れせず「頑張れ」と期待したくなる。
一方、ネットのニュースに、きのうの参院本会議での首相答弁で「うまく逃げ切った」(自民幹部)とか「首相が逃げ勝った」(公明幹部)とかいう記事が流れた。ぼくは、「逃げるが勝ちはない」ときのう書いたが日本はここまで腐ったかと悲しくなった。この案件、スポーツの勝ち負けの話ではない、真実と正義、嘘と不正義の話。それも国政の背骨に関わる話。「いやわて海鼠でんねん」とでも言うのかね。もういっぺん「おいこら、安倍首相でて来い。予算委員会へ」。
さざんかをいよいよ散らすとききたる 昇龍子