ノーやん日記パート2

俳人修行初秋の巻⑨吟行

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 曇。涼しい風が吹く。秋がきたなあ。俳人の季節や。ひとり吟行をしよう。先日は服部緑地公園の花壇を見た(写真上。下は公園中央入り口のフラワータワー)。きょうは千里北町の樫ノ木公園を散策しよう。人気のない池の周囲は草茫々。実をつけた盗人萩の枝を折って豆と花をしごく。手にかたまってはりつく。ふと足元の草叢を見ると露草が咲いている。キバナコスモスも草むらのあちこち頭を出している。赤とんぼ、糸トンボ、熊蜂もいる。いろんな生き物が公園の初秋を謳歌している。

 吟行は自然に親しむ姿勢、じっくり観察し発見する目がたいせつや、と岡本眸先生は「現代俳句入門」に書いてはった。「なんとなく眺めまわしているという態度ではなかなか句はできません」。詩情が沸いてきそうな場所を見つけそこに落ち着いて時間をかけてつくるのがひとつのコツです、という。道中車窓から見た景を句にすることもある。吊るし柿のある農村風景とか建設資材の採石場とか工事現場のコスモスとか…。見た瞬間の句材もある。それを見たままでなくどう表現するか道中考えることもある。いずれにしろ吟行は修行の道場や。

 昼は納豆そうめん。午後山田駅前図書館へ三浦しをんさんの「仏果を得ず」を借りに行く。
               糸蜻蛉のサインは藍か草の上 昇龍子
               真つ白な盗人萩をしごくかな  同
    

コメント一覧

ノーやん
https://55926699.at.webry.info/
{%笑いwebry%}童心に帰ります。目に入る秋です。味覚の秋はこれからです。
fm
「真つ白な盗人萩をしごくかな」

買い物に出るくらいな毎日の小生。盗人萩をしごくという行為が想像できません。秋の匂いがするのですか?
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