人間が月へ行くことができるなんて少年時代ほんとうの夢だった。アメリカのアポロがその夢を現実化した。もちろん、ウサギもいないしかぐや姫もいない、荒涼たる世界。空気も水もない世界。どうやって住めるのか。いまはできっこない話。だが人間賢いから、いろいろ知恵を出してひょっとしたら「月かて住めるでエ」という時代がくるかもしれない。そう思うだけでワクワクする。月は空気抵抗がないから超スピードで交通ができるし、衝突しても交通事故もない、地震も台風ももちろんない。少年時代、ぼくは無事故・無災害の世界を夢想し、ドラえモンより前に、夢の中で宙を鳥のように泳ぐ特技をひそかに誇っていた。それがホンマにできたらなア。そんなアホなことを夢想する前にお前が息している地球をどうすんねんと叱られそうなのでアルコールの入った月見は終わる。
あの月をとってくれろと泣く子哉 一茶
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