パーマ屋さんの店先には白いバーベナが清楚に咲いていた(写真下)。豊中緑化リーダー会の生態観察同好会に参加したお陰でいろんな花の勉強をさせていただいている。感謝感謝。しかし、それを知ったからといってどうってことはない。きょうは憲法記念日。それを考える日や。古い憲法のテキストを本棚から引っ張り出す。
「日本国憲法は『個人の尊厳』に立脚する」「日本国憲法はすべて個人の原理から出発する」(有斐閣「新版憲法演習1」)。憲法を読み直す。第13条「すべて国民は、個人として尊重される」。この条文が気に食わぬ自民党は「個人」を削る条文に改めるという。法学協会の「注解日本国憲法上巻(2)」は、「從來わが國においては國家主義的思想が強かった割には…個人尊重の思想は發達しなかった。殊に近來は全體主義の名の下に個人の權利自由はとかく抑壓され勝ちであった。しかし個人人格の尊厳は近代の民主主義の根底をなすものであり…何よりも個人の尊重が確立されなければならない」と説く。個人第一主義か国家第一主義か。そのせめぎ合い。たたかわなければ権利は獲得できない。イエーリング先生の教えである。
目立つ花だけではない。どの花もみんな尊い。人もおなじ。いじけるな。くじけるな。みんな明るく、ぶさいくでええやないか。せいいっぱい咲こやないか。だれもが個人として尊重される世の中に。午後からは、扇町公園で開かれた大阪総がかり集会とやらに参加した。野党と10代の若者、ママ、弁護士、大学教授らがスピーチしていた。集会とデモの風景が様変わりしていた。
若きらと憲法記念日旗なびく 昇龍子
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ノーやん
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