ノーやん日記パート2

目立たぬ花も美しい 憲法記念日に思う

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 曇り。自転車でまちを走っていると、道端の白い花に目が向く。自転車を止め携帯でパシャッ(写真上)。カナメモチに似た、若葉が赤い木や。白い小花には蜂が集っている。葉は楕円形で光沢があり葉縁にかすかながら鋸歯がある。5弁花。白い小花がコデマリのように集まる散房花序をなす。その特徴を覚え帰宅して図鑑を調べる。バラ科カナメモチ属のベニカナメモチや。別名アカメガシ。トウダイグサ科のアカメガシワとは樹形も葉形もまったくちがう。

 パーマ屋さんの店先には白いバーベナが清楚に咲いていた(写真下)。豊中緑化リーダー会の生態観察同好会に参加したお陰でいろんな花の勉強をさせていただいている。感謝感謝。しかし、それを知ったからといってどうってことはない。きょうは憲法記念日。それを考える日や。古い憲法のテキストを本棚から引っ張り出す。

 「日本国憲法は『個人の尊厳』に立脚する」「日本国憲法はすべて個人の原理から出発する」(有斐閣「新版憲法演習1」)。憲法を読み直す。第13条「すべて国民は、個人として尊重される」。この条文が気に食わぬ自民党は「個人」を削る条文に改めるという。法学協会の「注解日本国憲法上巻(2)」は、「從來わが國においては國家主義的思想が強かった割には…個人尊重の思想は發達しなかった。殊に近來は全體主義の名の下に個人の權利自由はとかく抑壓され勝ちであった。しかし個人人格の尊厳は近代の民主主義の根底をなすものであり…何よりも個人の尊重が確立されなければならない」と説く。個人第一主義か国家第一主義か。そのせめぎ合い。たたかわなければ権利は獲得できない。イエーリング先生の教えである。

 目立つ花だけではない。どの花もみんな尊い。人もおなじ。いじけるな。くじけるな。みんな明るく、ぶさいくでええやないか。せいいっぱい咲こやないか。だれもが個人として尊重される世の中に。午後からは、扇町公園で開かれた大阪総がかり集会とやらに参加した。野党と10代の若者、ママ、弁護士、大学教授らがスピーチしていた。集会とデモの風景が様変わりしていた。
               若きらと憲法記念日旗なびく 昇龍子
               

コメント一覧

ノーやん
https://55926699.at.webry.info/
{%ふつうの顔webry%}国家主義の台頭が憲法破壊に向かっています。いまたたわねば悔いを残しかねません。
fm
「若きらと憲法記念日旗なびく」

靖国神社を踏み絵にして、参拝すれば日本人と認めるという輩がどうしてこんなに増えたのか。生きて支配される辱めを受けるなかれだよ。
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