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ノーやん日記パート2

「学問の自由」とわれら民衆

 曇り。朝方は涼しくなったが日中はむしっとする。江國滋さんの「俳句とあそぶ法」つづきを読む。挨拶句の色々をお調べになっている。追悼句、辞世句、病中吟、慶祝句、旅行吟…。感情むき出しにならず、たしなみ、つつしみ、はばかりの心をもって詠むべし…。うんちくを傾けて挨拶句の作法をお説きになる。直情径行風の愚老とは大違いのハイセンスの先生。ぼくとは生活の立ち位置が違う。お昼前、歯科の定期検診。「歯茎までよく磨けていますよ。その調子で」「ありがとうございます」。お昼は、ペペロンチーノ風パスタ。刻みニンニクと輪切り鷹の爪をベースにエリンギ、アスバラガス、ピーマン細切り炒めをトマト野菜で絡めて。きのうといっしょだけどおいしい。

 午後、YouTubeで日本学術会議推薦の次期会員候補者105人のうち6人が菅首相に任命拒否されたという番組を見る。くらしの経済評論家萩原博子さんや立命館大の松宮孝明教授らがコメントしていた。これは学者先生だけの話やないぞ。広く国民生活と日本の行く先に直結する問題と直感した。安倍政権を継承するという菅政権は、辺野古基地建設強行や戦争法体制づくりに躍起になっているがその表れがこの問題。戦争法・軍拡の政府方針に批判的な教授らは認めないという無言の圧力と見た。

 日本国憲法の「学問の自由」は、「思想及び良心の自由」などの市民的政治的自由とは別に第23条で「学問の自由はこれを保障する」と独立して書かれている。そのわけを佐藤幸治著「憲法(新版)」で調べてみた。歴史的に学問は真理の探究にかかわり人類文化に格別の意義をもつものでありながら「政治」その他の権威による干渉を受けやすいから生まれたもの、とあった。なるほどと思った。原爆もそうだね。科学者が軍事研究には協力しないのは当たり前。学術会議もその姿勢を堅持している。それを口で反論できない政権が無言で圧力をかける。こんな卑劣なことはぜったい許せない。

先生の独立支えん赤のまま 昇龍子

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