おいじゃがさんがおっしゃるように、鹿児島の行政は市民の声を参考にしない傾向があります。というよりも、声を聞くフリはしながら、実は聞く耳を持たない、と言った方が正確でしょう。市長や責任者宛の「直訴」に対する回答は、いつも空虚な役所言葉が並んでいました。
役所が当てにならないなら、自分たちで行動するしかありません。まち案内は、その一つと考えています。
1日の夕暮れ時に天文館の電車通りを車で通りかかったら、市電軌道で何かあった様子。交通局の車やパトカーの回転灯が光っていました。近づくと、何とワンボックスカーが軌道の分離帯を直角にまたいで止まっていました(下図参照)。分離帯は、路面より20センチ余り高い構造。ここにどうやって乗り上げたのでしょうか。福岡ナンバーでした。何か戸惑い、慌てた結果の事故なのでしょうか。この車が分離帯にはまり込んで上下線をふさいだため、近くに何両かの電車が立ち往生し、市電は不通になっていました。休日だったのがせめてもの救い。帰宅時だけに、平日だったら多くの客に影響を与えたことでしょう。
珍しい事故と思ったので、まずは新聞社に知らせなくてはと思い、しばらくして南日本新聞に電話をかけました。たまたま新聞休刊日でしたが、当直の記者がいるだろう、と考えて。
当直とみられる女性記者がすぐ電話に出ました。「市電の事故入ってますか?」と私。「市電というより、車のでしょ?」と記者。情報はキャッチしているようでした。「そうですが、珍しい形の事故なので電話しました。市電は止まっているし」と私。「車はどうして乗り上げたんでしょうね」と記者。「そうなんです。不思議です。写真を撮っておかれた方がいいのでは?」と私。でも、何だか記者の反応が鈍く、私はちょっとガッカリしました。いわば記者根性というか野次馬根性が感じられなかったのです。私だったら、とりあえず現場へ走ったと思います。
この記者は与次郎の本社にいて現場を見ていないはずです。現場を見た私は、ただごとでないと直感しました。
行政だけでなく、記者ももっと市民の声をストレートに受け止めるべきではないでしょうか。
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