能勢謙三の鹿児島まち案内日記

2158 声を受け止めて!

おいじゃがさん、ありがとうございます。確かに去年の今ごろは風邪を引いていました。よく覚えておられましたね。そう言われれば、と思い出しました。体調がすぐれないのに、公私ともに何かと忙しく、慌ただしかった記憶がよみがえりました。1月25日には102歳の父が死亡、27日に葬式も行いました。

おいじゃがさんがおっしゃるように、鹿児島の行政は市民の声を参考にしない傾向があります。というよりも、声を聞くフリはしながら、実は聞く耳を持たない、と言った方が正確でしょう。市長や責任者宛の「直訴」に対する回答は、いつも空虚な役所言葉が並んでいました。

役所が当てにならないなら、自分たちで行動するしかありません。まち案内は、その一つと考えています。

1日の夕暮れ時に天文館の電車通りを車で通りかかったら、市電軌道で何かあった様子。交通局の車やパトカーの回転灯が光っていました。近づくと、何とワンボックスカーが軌道の分離帯を直角にまたいで止まっていました(下図参照)。分離帯は、路面より20センチ余り高い構造。ここにどうやって乗り上げたのでしょうか。福岡ナンバーでした。何か戸惑い、慌てた結果の事故なのでしょうか。この車が分離帯にはまり込んで上下線をふさいだため、近くに何両かの電車が立ち往生し、市電は不通になっていました。休日だったのがせめてもの救い。帰宅時だけに、平日だったら多くの客に影響を与えたことでしょう。



珍しい事故と思ったので、まずは新聞社に知らせなくてはと思い、しばらくして南日本新聞に電話をかけました。たまたま新聞休刊日でしたが、当直の記者がいるだろう、と考えて。
当直とみられる女性記者がすぐ電話に出ました。「市電の事故入ってますか?」と私。「市電というより、車のでしょ?」と記者。情報はキャッチしているようでした。「そうですが、珍しい形の事故なので電話しました。市電は止まっているし」と私。「車はどうして乗り上げたんでしょうね」と記者。「そうなんです。不思議です。写真を撮っておかれた方がいいのでは?」と私。でも、何だか記者の反応が鈍く、私はちょっとガッカリしました。いわば記者根性というか野次馬根性が感じられなかったのです。私だったら、とりあえず現場へ走ったと思います。
この記者は与次郎の本社にいて現場を見ていないはずです。現場を見た私は、ただごとでないと直感しました。

行政だけでなく、記者ももっと市民の声をストレートに受け止めるべきではないでしょうか。


ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!

コメント一覧

あいうえお
あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。

少ない正月休みで鹿児島交通の33番と40番の乗り納めに行って来ました。
時期的なこともあるでしょうが、乗客は少ないと感じました。

ところで乗った時に車内にダイヤ改正予定の紙が貼ってありましたのを見かけました。
それによりますと1月15日から大隅半島以外の大部分で行われるようで、鹿児島市内線及び鹿児島市内各~地地方路線も軒並みダイヤ改正(恐らく減便)するようです。
理由はこちらも利用者減と運転手の不足を上げていました。
もちろん、言い分としては理解できる部分も大いにありますが。
今年の4月には市バスの民間委譲も予定されております。
3年間の現状維持規定と言うのもあるようですが、これでは将来が不安です。
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「日記」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事