能勢謙三の鹿児島まち案内日記

2648 思い出の店、懐かしの味

3日(木)夕方、天文館の中華「清美軒」店主だった武田清則さんの通夜に出席しました。店ののれん、武田さんが使っていた中華鍋などが飾られた式場には多くの友人や知人が詰めかけて、早すぎる突然の死を惜しんでいました。武田さんの人柄をしのばせました。
遺族代表(弟さん)のあいさつによると、1日14時ごろまで店で仕事をしていて、その3時間後に心筋梗塞で亡くなったそうです。

「ご会葬お礼」に入っていた「追悼のしおり」に以下のような娘さんたちの文がありました。
「厨房に立つ父の大きな背中、そして大きなお腹を見れば、どんな人も『きっと美味しい料理を作ってくれるだろう』と期待に胸を膨らませたはず… 私達は父のそんな料理人の姿を誇らしく思っていました」

文字通り、武田さんのそんな後ろ姿を見ながら、私は焼きそばを待ったのです。もうあの味を味わえないと思うと残念です。
千日町、二本松馬場通りにある「清美軒」。

鹿児島市で長年過ごしてきて、多くの好きな店に出合い、そして見送りました。よく昼ご飯に使っていて、今はもうない店(移転も含む)を列挙すると…。カッコ内は私が食べていたメニューと住所です。
・グリル万天(ヒレカツ定食あるいはチキン南蛮定食、小川町)
・信州食堂(ちゃんぽん、易居町)
・東京そば(かつ丼、山下町)
・コロンボ(カレー、山下町)
・餃子楼(かつ丼あるいは軟らかい焼きそば、名山町)
・照和(うどん・そばあるいは親子丼、泉町)
・小雪(日替わり定食、泉町)
・ミルクロード(ラーメン、堀江町)
・赤門(オムライスあるいはハンバーグ、中町)
・一方亭(焼うどん?、東千石町)
・松助(日替わり定食、東千石町)
・ふくわうち(うどん定食、中央町)
・井上食堂(煮込みうどん?、中央町)

他にもあったかもしれません。ど忘れしている店もあるかもしれません。思い出したらまた紹介します。こうやって店名を書き出すだけでも、懐かしの味がよみがえります。唾液の分泌が促されます。新型コロナウイルス抗体検査で梅干しの写真を見るように。
これらの店に、新たに「清美軒」が加わるのでしょうか。

中央町、「LiーKa19・20」の壁面。

ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!

コメント一覧

Unknown
東京ソバでは、天丼をよく食べました。職人さんが住吉町?でやっていたような。
ところで、せっかく立派なビルができたのに、テナントが残念な気がします。よかどと同じ臭いがします。コロナの影響ですかね。
名無し
大黒町のみかずは行かれてませんでしたか?
量が多いので好き嫌い分かれそうですが。
あと、ゴンザ通りの着物よしむらの斜め向かいにあった中華屋さん(名前失念)も好きでした。
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「日記」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事