能勢謙三の鹿児島まち案内日記

2647 店主亡くなる

3日付南日本新聞を開いて、ハッとしました。昼食でよく行く天文館の中華「清美軒」の店主、武田さんの死亡広告が載っていたのです。62歳だったそうです。以前、武田家の隣に住んでいたこともあり、この家の人たちには特別な思いを抱いていました。
実は2日昼、清美軒の焼きそばを食べようと店を訪ねると、シャッターが下り、「葬儀」の張り紙が。誰が亡くなったんだろうと思っていました。武田さん本人だったとは。

ネオン街のど真ん中に店を構え、天文館の夜と昼の顔を熟知する武田さんは、私にとって天文館の情報源の一人でした。武田さんの父親が始めた清美軒は、確か昭和35年の住宅地図に載っていましたから、60年を超える歴史があるはずです。今や貴重な天文館の老舗でした。

庶民的で、安くて、おいしいのがこの店の良さ。食べたくなるメニューが多い中で、私はほとんど焼きそば(650円)を頼んでいました。何年か前に天文館を歩いていて、NHKテレビ「サラメシ」の取材を受けて、私が推したのも清美軒の焼きそばでした。私の「ランチ店リスト」から、また1軒が消えるのでしょうか。

コロナ以前は、インバウンド景気もあり店は見るからに大忙しでした。中国人の団体で3階までの店が埋まったときもあったそうです。
難病を抱えていたとか。昼時が過ぎて、店の近くを杖を突いてつらそうに歩く姿を時々見かけました。武田さんのご冥福をお祈りします。

2021年6月2日(水)晴れのち曇りのち雨。
天文館文化通り。

「清美軒」が閉まっていたので、昼ご飯は結局「尚」で。

13時16分 天神おつきやぴらもーる中央で老夫婦「うなぎの、末よしは?」。天文館はいから通りの入り口まで誘導。あの看板の所ですと案内。

山下町、宝山ホール(県文化センター)の道具搬入口。この狭くて傾斜のある通路を大型トラックがバックして横付けする。もっと広げられないか、とここを通るたび思う。

たまには「御楼門」を見に行こうと、鶴丸城跡へ。
昔からある門を「丸に十の字」で隠す必要があるか。好きな門なのだが。

こののぼりも必要か。

足元を見ると、なおさらガッカリ。

客を信用してほしい。

同。


ところで、新型コロナウイルスワクチンの予約。鹿児島中央駅東口で仕事中にダメモトでコールセンターに電話してみたら、何とつながりました。そして、先方との17分間の通話を経て予約完了。1回目の接種は6月17日に。まずは良かったです。


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コメント一覧

アカザ モモ
清美軒.. 小学高学年~中学生時代。先月、次の世界へ逝ってしまった母に数回連れていってもらった。数十年ぶりに訪ねて、思い出の味を・・   とても、残念です。              祇園精舎の鐘の音.. 沙羅双樹の花の色..     すべては、永遠ではない・・・         店主 武田さんのご冥福をお祈りします。🙏😌
熊倉浩
能勢さん、ご無沙汰してます。清美軒の旦那が死んだと聞いてびっくりしてました。彼の父親が始めた店ではないかな。親父さんが昔いましたよ。
でも能勢さん、お元気で何より。
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