おそらく画面の地図や情報を見ているのでしょうが、今の街そのものが最新情報なんです。画面の地図や情報に間違いがあることもあります。
そんな人たちに「どこをお探しですか?」と尋ねると、現に、もうなくなった店のことを「どこにありますか」と今でも聞かれます。古い情報がそのままになっているのでしょう。天文館テンパーク通りにあった黒豚まんの黒豚横丁、東千石町文化ビルにあったイタリア料理のカプリチョーザなどは一例です。
元来、超アナログな自分の手持ち情報が、携帯やスマホや情報誌などの情報よりも正しかったことが何度もあります。まち案内のかたわら、毎日街を歩いて「定点観測」しているからです。
黒豚横丁という名前については、「この横丁はどこにあるのですか」と今も聞かれます。もともとJR九州がキャンペーンに使ったキャッチフレーズです。実際にそんな横丁があるわけではありません。考えようでは罪づくりなネーミングだったかもしれません。
街は生きています。昨日あった店がなくなっていたり、昨日なかった店が生まれていたりすることもあります。だからこそ毎日、街を歩き回ってチェックしているのです。
そもそも自分の目でしっかり街を見て歩くことは、何と楽しいことでしょう。街並みもですが、街で生きる人、行き交う人の姿にもひきつけられます。だから今日も街を歩くのです。
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