能勢謙三の鹿児島まち案内日記２６

　２人の読者から指摘をいただきました。しかも女性ばかりです。「ブログに女性と婦人という２通りの表現が出てきますが、どう違うんですか？」と。いつかこう言われるのでは、と思っていました。女の人を差別する気持ちは毛頭ありません。ただ、自分の中で区別しているんです。おおざっぱに言えば、年齢的に区別しています。どちらかといえば若い人が女性、年配の人が婦人というふうに。もっと細かく言えば、ブログでは女の人を４通りに表現しています。「若い女性」「女性」「婦人」「老婦人」と。何歳までが女性で、何歳からが婦人？　と言われても、一概に答えられませんが、その時々の直感でメモしています。女性が良くて婦人が悪いわけでは決してありません。年齢も大きな情報だと考えて、区別している、ただそれだけのことです。ご理解ください。ちなみに男の人は「若い男性」「男性」「老男性」の３通りに表現しています。女の人より１つ少ないです。それだけ女の人の方が、男の人に比べて複雑ということでしょうか。

２０１１年１１月２９日曇り
１５時０２分　鹿児島中央駅東口バス案内板前で男性「鹿児島新港行きのバスの時刻は？」。沖縄航路ですか？　でしたら１６時４５分１本だけです、東５乗り場から、と案内。
１５時０８分　西口エスカレーター上で乳幼児２人連れの若夫婦「新幹線を見てみたい」。じゃあ、入場券を買ってホームに上がられたら。近くから新幹線を見ることができますよ、と案内。「いくらでしょうか？」と奥さん。うーん１２０円だったと思います。が、後で確かめたら１６０円でした。ごめんなさい。ところで、新幹線効果で涌く鹿児島中央駅だが、新幹線にあこがれながら経済的な余裕がなくて、乗りたくても乗れない人たちも少なくないはず。ひょっとしたらこの一家もそうだったかもしれないと思ったら、小さなドラマを見る思いがした。
１５時１４分　西口入り口付近で男性、どこか探している様子。声をかけたら「待ち合わせをしている人がいないかと」。失礼しました。
１５時１８分　東口バス案内板前で婦人２人「大学病院へ１８時までに行きたい。時刻は？」。東１４乗り場からの市営だと１６時４０分があります、と手持ちのメモを見て案内。「何分かかりますか？」と１人。３０～４０分です。少し遠いですが東２２乗り場からでしたら、大学病院を経由する鹿児島交通バスが１時間に２本の割で出ています、と付け加える。
１５時２０分　同所で男性「動物園へ」。動物園行きは中央駅から出ていませんが、動物園そのものへ行かれるのですか？　「いえ、坂之上へ」。でしたら東１６乗り場から南薩方面行きのバスに、と案内。
１５時４７分　同所で若い男性「１１番線に乗りたい」。どっち方面ですか？　「城山団地」。でしたら東１２乗り場へ、と案内。
１５時５２分　同所で男性「桜島フェリーに乗りたい」。東５、６乗り場から水族館前行きに、と案内。
１６時５０分　同所で婦人「新港へ」。１６時４５分発が出てしまいました、後はありません、タクシーで行かれたら、と案内。「そうします」。
１６時５２分　同所で女性「平川動物公園へ行きたい。今日じゃありませんが」。あいにく中央駅からのバスはありません。いったん高見馬場へ出て動物公園行きに乗るか、中央駅東１６乗り場から谷山電停前まで行き動物公園行きに乗り換えるか、JRで五位野まで行き動物公園行きに乗り換えるか、の３通りがあります、と案内。思えば中央駅から動物公園へ行くバスがあってもいいのに。
１７時００分　東口エスカレーター下の付近地図前でサラリーマン風の男性２人「ここへ行きたい」。見ると、黒豚しゃぶしゃぶのある店。ちょっと遠いですよ、とアドバイスすると「どこでもいいんです、リーズナブルな値段だったら」。でしたら天文館のいちにいさんはどうでしょう、と略図を書いて渡す。２０分かかりますけど。「歩くのは構いません、じゃ行こうか」と２人、歩き出した。
１７時１４分　東口バス案内板前で男性「草牟田へ」。東７乗り場を案内。
１７時１７分　同所で婦人「イオンへ」。東１６乗り場を案内。あの横断歩道を渡ってください。