7月31日に訪ねた鹿児島県庁内に、おそらく来庁者向けに張ってあった県庁前バス停の時刻表。張ってある高さもだが、時刻表に添えてあるバス乗り場案内図の向きもおかしかった。
正面玄関そばの時刻表。下部にバス乗り場案内図が付いている。
ブログで何度も書くが、地図は向きが肝心だ。例えば地図を見る人の右側にバス乗り場があるなら、地図はそのような向き(つまり、その人が今いる場所の右側に乗り場があるよう)に表示しないといけない。
ところが、最上18階の時刻表も、1階正面玄関そばの時刻表も、そのようになっていない。だからパッと見ただけで位置関係が理解できない。要するに、利用する人の身になっていないのだ。
一時が万事。利用者の身になっていないものは、鹿児島のあちこちにあふれている。情報を提供する側が身勝手で、利用者のことを想像していないのだ。もっと言えば、利用者のことを無視していると言って過言でない。
県庁(左)と県警本部。
「丁寧に説明する」と言いながら、隠し事をしたり、会議や資料を非公開にしたり。こんなことも利用者無視の表れだろう。
現職警察官らによる不祥事が相次ぐ県警は2日、再発防止策の素案を公表するという。県民のためと言うよりも、保身のための対策にならないか、早くも疑いたくなる。