タイ語板 肆の型ぁ~  4

あれってそれって何が原料なの? 華麗なるフェイク食材 ~ 人工うなぎ、イクラ

あれってそれって何が原料なの? 華麗なるフェイク食材 ~ 人工うなぎ、イクラ

 

 うなぎはとある方にタイで教えて頂いた。。 そして先日、イクラの話も別の方から、、

 諸説あるようですが「スギヨ」のカニカマはその第一号かと。                             いまや中華料理屋でもカニカマの材料に使われているくらい普及していますね、、

この手の商品、昔はソレと分かる廉価品ばかりでしたが、昨今のは物価高騰の折、アレルゲンフリーにもなって、それでいて本物との区別もつき難いかと。        

凄い技術だなぁ、、と。

--                            ฝีมือ /fǐi mʉʉ フィー ム   技術,腕前[職人的な],仕業     ช่าง /châaŋ チャーン  職人,技術者,技師  ※ごったい先生作

 

ーーーーーーーー                         M1:【ほぼいくら 】 とは

商品番号:16188310                     通常価格    ¥540  冷蔵販売

 まるで本物のいくらのような見た目、味、ぷちっとした食感で、ちらし寿司のトッピングにぴったりです。
「ほぼいくら」は魚卵アレルゲンフリーですので、魚卵アレルギーでお悩みのご家庭にも。
季節のイベントや特別なお祝いの日にもよく使用される食材であるいくらを、魚卵アレルゲンフリーで再現することで「皆で同じ食卓を囲む」楽しさをお届けできればと考えています。
また、コレステロールも1包装あたり7mgで、本物のいくらに比べて低いため、コレステロールが気になる方にもおすすめです。※
※ コレステロール:いくらは100gあたり480mg(日本食品標準成分表2020年版(八訂)「イクラ」)に対し、ほぼいくらは100gあたり13mg  (出展; 「ほぼ」シリーズというのかの商品なのですね  /カネテツ.com)

ーーーーーーーーーーーー                        M2:【一番うなぎに近いのは!? 本物ソックリ「うなぎ風食品」を食べ比べてみた! 】ペパーミント2020年7月16日

 この時期の年中行事といえば、「土用の丑の日」ですよね。その日に何を食べるかというと、もちろん“うなぎ”!
この時期になると食べたくなります!

ただ、近頃は価格高騰により、うなぎはなかなか手が出にくい食品となってしまいました。また、絶滅が危惧されている生き物でもあり、いつしか幻の食材になってしまうかもしれません……。そんな背景もあってか、近年「うなぎ風食品」がかなり進化をとげているんです!
うなぎの蒲焼きにソックリな「うなぎ風食品」

カニの代用食品として「カニカマ」が、ビールの代用食品として「発泡酒」などがあるように、うなぎにも、安価で手に入りやすい「うなぎ風食品」がこんなにありました。

見た目からかなりうなぎに近いです!

右から時計回りに、「カネテツデリカフーズ ほぼうなぎ」「スギヨ うな蒲ちゃん」「一正蒲鉾 うな次郎 長持ちパック」です。

どれも、うなぎの蒲焼きを再現している食品。今回はこの3商品の見た目や味、食感など、再現度がどれほどなのかを、食べ比べてチェックしたいと思います!
(※以下の記述・評価は筆者個人の感想によるものです)
【1】カネテツデリカフーズ ほぼうなぎ

まずは、「ほぼカニ」や「ほぼホタテ」など、魚肉を使った代用食品の「ほぼ〇〇シリーズ」で人気の「カネテツ」から。この「ほぼうなぎ」は、販売開始後すぐに売り切れになってしまう人気商品です。

    ほぼうなぎ 3パックセット
    参考価格2,980円~
    2023年6月26日 1:22 現在

内容量:1パックあたり150g
カロリー:195kcal(タレ・山椒は除く)
保存方法:冷凍
調理方法:別皿に移し、ラップをふんわりとかけて電子レンジ(500w)で約5分で完成
     ※湯せんで温める方法もあります
主な原材料:蒸しかまぼこ(魚肉、ラード、大豆たん白、やまいもペースト、でん粉、砂糖、酒、しょうゆ、発酵調味料、食塩、卵白、みりん、魚介エキス)、たれ(しょうゆ、砂糖、果糖ぶどう糖液糖、発酵調味料、水あめ、みりん)etc

※表面と裏面  ※含有画像はHPからご参照ください

レンジで温めている間に、うなぎの蒲焼きのような香ばしい香りが漂ってきました。見た目はもう、本当にうなぎソックリ! デコボコとした身の質感がリアルに再現されています。裏返してみると、ちゃんと皮の部分も別で作られており、本物に近いです。

製法もかなりのこだわりようで、なんと本物のうなぎの蒲焼工場で、うなぎと同じようにタレを繰り返し塗り、なんと3回にも渡って焼き上げたとか。では、まずはそのまま食べてみましょう。

※断面

ひと口食べた感想は、「あ、うなぎっぽい」! 主成分はかまぼこですが、普通のかまぼこのように硬い感じではまったくなく、本当にうなぎのようにふわふわ、ホロホロとしており、やわらかい食感の再現度に驚きました。味については、やはりどことなく魚肉の練り物っぽさが感じられます。ただ、皮部分と身部分の味や食感に差が付けられていて、皮部分にはやや苦味を足したようなコクがあります。とはいえ、本物のうなぎと同じ味とは言い切れないですね。しかし、表面の凹凸がうなぎの食感にかなり似ています!

※残り半分は、付属のタレと山椒をかけてみました

元々タレを塗って焼かれているので、付属のタレをかけなくてもしっかり本体に味があります。しかし、せっかくなのでタレと山椒をかけてみると、グッとうなぎっぽさがアップしました。個人的には、何もかけないときのほうが味自体は好きかも。

※ご飯に乗せて食べてみました

やはり、うなぎといえばご飯に乗せて食べたいので、丼にして食べてみました。すると、やわらかくて凸凹の食感がお米とうまく合わさって、よりうなぎ感がアップしました!

「ほぼうなぎ」は、とにかく見た目と食感の再現度に驚きました。味は、うなぎそのものとは言えませんが、とてもおいしいですよ! うなぎを我慢するためにチョイスする商品というよりも、「ほぼうなぎ」の味が普通に食べたくて買ってしまいそうです。今回比較した3商品の中では一番カロリーが低く、本物のうなぎよりさらにヘルシーなのも魅力。

【うなぎ再現度】
・見た目 :★★★★★
・味   :★★★☆☆
・香ばしさ:★★★★☆
・食感  :★★★★★
・タレの味:★★★★☆


【2】スギヨ うな蒲ちゃん

続いては、★カニカマをこの世に生み出したメーカー「スギヨ」から、「うな蒲ちゃん」です。約6年間の開発の末に生まれた「うなぎ風かまぼこ」とのことで、楽しみです。

※パックの見た目からかなりうなぎっぽいですね

    スギヨ うな蒲ちゃん
    参考価格3,400円~
    2023年7月1日 1:22 現在

内容量:1パックあたり115g
カロリー:260kcal(タレ・山椒は除く)
保存方法:冷凍
調理方法:別皿に移し、添付のタレをかけてラップをして電子レンジ(500w)で約2分40秒で完成
主な原材料:魚肉、植物油、かば焼きのたれ(大豆を含む)、豚脂、発酵調味液、ぶどう糖、こんにゃく粉、食塩、でん粉(小麦を含む)etc

※表面と裏面

こちらも、レンジで温めているうちから、香ばしい香りが家の中に漂ってきました。付属のタレが、「ほぼうなぎ」に付属していたものと同じパッケージだったのですが、やや甘みが強い香りがするので、中身は別物だったのかもしれません。

まずは見た目にご注目。全体的にプルっとしており、なんだかみずみずしいですよね。これは「こんにゃくゼリー」を使っているそう。また、端の焦げたような黒みがかった部分がとてもリアル! 裏側の皮部分は2色で再現されていて、本物の皮のような雰囲気があります。イカスミなどを使って着色されているそうです。

※断面

食べてみると、端っこの焦げた部分がとにかく香ばしく、「うなぎの蒲焼」としての再現度はかなり高いです。表面の凹凸はあまりないですが、ツルツルしてるわけでもなく、適度にほくほく感とやわらかさがあります。ちゃんと魚の切り身っぽい雰囲気がありますね。皮が焼けたような鼻に抜ける苦み、ほくほく感、タレの甘みの三位一体感により、うなぎの蒲焼をしっかり再現できています。
残り半分は山椒をかけて。よりうなぎを食べている気分に近づきました

残り半分は山椒をかけて。よりうなぎを食べている気分に近づきました

※ご飯に乗せて。ほんのり感じる苦みとお米の甘みが混ざり合って、うな丼感がすごいです!

「うな蒲ちゃん」は香ばしさの再現性がダントツでした。お焦げの効果もあってか、あまりかまぼこっぽさを感じず、丼にして食べるともう十分「うな丼」感を味わえますよ。うなぎ特有の臭みがキレイに排除されたような味なので、うなぎが苦手な人にも食べてもらいたいです。

【うなぎ再現度】
・見た目 :★★★★☆
・味   :★★★★☆
・香ばしさ:★★★★★
・食感  :★★★★☆
・タレの味:★★★★☆


【3】一正蒲鉾 うな次郎 長持ちパック

最後は、カニカマの「サラダスティック」などで有名な「一正蒲鉾」から、「うな次郎 長持ちパック」です。 この「長持ちパック」以外にも、期間限定で「すごーく長いうな次郎」などのバリエーションがあります。

※今回比較した3商品の中で、唯一の冷蔵保存です

    うな次郎 長持ちパック 6パックセット
    参考価格2,600円~
    2023年6月14日 1:22 現在

内容量:1パックあたり110g
カロリー:318kcal(タレ・山椒は除く)
保存方法:冷蔵
調理方法:パックを点線の個所まで開けて電子レンジで1分(500w)
主な原材料:魚肉、植物油、蒲焼のたれ(しょうゆ、砂糖、発酵調味料、水あめ)、大豆たん白、砂糖、発酵調味料、ぶどう糖、でん粉、食塩、こんにゃく粉、etc

※表面と裏面

見た目には、正直あまりうなぎっぽさはなく、板状の蒲焼き風かまぼこといった感じ。しかし、裏面の皮の再現度はなかなかのものです! まずはタレをかけずに食べてみましょう。

※断面

粗めにほぐした魚の身のような食感で、やわらかさは3商品の中でダントツ! ホロホロとしており、うなぎ特有のやわらかさが再現されています。ゆるく焼いた卵焼きの食感にも似ており、年齢問わず愛されそう。ただ、味は、うなぎとはちょっと異なるかなぁ、というのが正直なところ。なかなか甘めな味付けです。

※付属のタレをかけて。まるでみたらし団子のタレのような甘さです
※ご飯に乗せて。甘めな味付けのこともあり、うな丼風のかまぼこ丼といった感じです

「うな次郎」は、★身のやわらかさが3商品の中でダントツなので、スルスル~と食べられます。 個人的にはタレをかけないほうが、本物のうなぎに近づく気がしました。タレをかけると、甘さのせいか、より練り物っぽさが出てしまいますね。タレはなしで、山椒はかけるとよさそう。でも、この甘さとやわらかさは、子供に喜ばれるかもしれません。

【うなぎ再現度】
・見た目 :★★★☆☆
・味   :★★☆☆☆
・香ばしさ:★★★☆☆
・食感  :★★★★☆
・タレの味:★★★☆☆

 

※どれも個性的でうなぎっぽい!

今回、3種類の「うなぎ風食品」を食べ比べてみて、どれも違いがありつつ、どれもとてもおいしくいただきました。ニセモノとわかっていても、結構うなぎを食べた気分になりますよ。個人的には「ほぼうなぎ」が好みでした♪

どの商品も見た目や食感、香りなどはかなり本物に似ていましたが、正直なところ味については、そのまま食べるとどうしても「本物とほぼ同じ」とは言えないかもしれません。しかし、う巻きにしたり、ちらし寿司に使ったりと、食材として使う分には十分! 小骨が入っていないので、子供や高齢者が安心して食べられるのもいいですよね!
カニカマのように、もっとスタンダードな食品になる日も遠くないかもしれません。
ぜひ今年の土用の丑の日は、「うなぎ風食品」を食べてみてください♪  (出展; /価格.comマガジン)

 

ーーーーーーーー                      M3:【かにかま(蟹蒲) とは 】

 かにかまぼこ(蟹蒲鉾)の略で、風味・食感・形・色などを蟹(かに)の身に似せて作られた蒲鉾(かまぼこ)である。実際には、主な原料はスケトウダラである。

英語名としては "crab stick"、"imitation crab meat"、"seafood stick" などがあるが、そのほかに"surimi(すり身)"という名称で知られている。日本語では表記上の都合で「カニカマ」と片仮名で記されることも多い。 かにぼこ(蟹鉾)という別名も見られる。インターネット上にはかに棒(かにぼう、蟹棒)という別名も散見されるが、これは本物の「蟹棒(蟹脚の流通名の一つ)」と区別できず、問題がある。

★1970年代前半、★新潟県と広島県の業者によって北陸のズワイガニもどき商品を作ることからスタートし、比較的早期から欧米諸国にも普及している。

 この種の製品の名称は、日本農林規格等に関する法律の品質表示基準で「風味かまぼこ」または「風味かまぼこ(かに風味)」と記載しなければならないため、★カニ肉は入っていない。

海外ですり身に加工され、冷凍すり身として輸入されたスケトウダラを主原料とする場合が多い。 ★冷凍すり身を急速に解凍し、もう一度冷凍すると、カニの足と同じような繊維ができる。 すり身に含まれた水分が、一定の方向に向かって流れるようにすると、よりカニに似る。 最外層の赤色は食品添加物の食用色素である天然着色料の★➊モナスカス色素(紅麹色素)、➋コチニール色素、➌トマト色素などで、カニの香りと味は、同じく食品添加物の香料(フレーバー)とカニ抽出物(かにエキス)でつけられている。

食品スーパーや回転寿司店などで見かける大量生産型のカニ風味かまぼこは、切れ目を入れたシート状のかまぼこを、ロール状に巻くことで製造しているものが多い。

また、消費者の本物志向や高級志向もあるため、本物のカニ肉が使用されたカニカマも少数ながら見受けられる。 ★①インスタントラーメン、②レトルトカレーと合わせて「★戦後の食品の三大発明」と呼ばれることもある。

 その歴史として「カニカマ」の発明については幾つかの説がある。

『全国水産加工品総覧』(2005年)では、かに風味かまぼこはその製造工程により以下のように次の5つに大別されるとしている[7]。

 1   かに風に着色したかまぼこをスライサーで裁断した刻みタイプかまぼこ
 2   細切りしたかまぼこをすり身等のつなぎ肉で合わせてカニ脚肉状に成型、着色したスティックタイプかまぼこ
 3   薄い帯状にしたかまぼこをめん線刃で繊維状に切断して集束・着色しカニ脚状にしたスティックタイプかまぼこ
 4   カニ脚状に着色成型したすり身を-10℃前後で緩慢凍結して層状として加熱したかまぼこ
 5   カニ風に調製したすり身をエクストルーダーにより変性凝固させたかまぼこ

 これらの製造技術の開発は 1. スギヨ(七尾市)、3. 大崎水産(広島市)、4. 堀川(新潟市)、5. ニッスイ(東京都)が開発したもので、★3. 方式が現在では生産量が一番多い、と記述されている。

A スギヨ説
  ※スギヨの「香り箱」

★石川県七尾市の水産加工メーカーであるスギヨは、★1972年(昭和47年)に、着色・着香した蒲鉾を細く裁断した商品である「珍味かまぼこ・かにあし」を発売したのが最初と主張している。

スギヨの三代目社長杉野芳人が、コンブから取れるアルギン酸で★人工クラゲを作ろうとしていたところ、その★失敗作がカニの食感に似ていることに気づき、人工カニ肉の製作を思いつく。なお、★アルギン酸ナトリウムの溶液はカルシウム溶液に入れると凝固する性質があり、★人造イクラも同じ製法で作られている。

 試行錯誤の末、「珍味かまぼこ・かにあし」を開発し発売したものの、「インチキじゃないか!」などとスギヨに苦情が寄せられた。 しかし、杉野はこの消費者の声を逆手にとり「カニのようでカニでない」とのキャッチコピーで、あくまでも「アイディア商品」として全国に広告宣伝活動と販売を行った。

このカニカマ誕生の話は2007年(平成19年)、日本テレビ系列のテレビ番組『未来創造堂』の中でも紹介された。ちなみに、「珍味かまぼこ・かにあし」は、取り出されたカニの身のような蒲鉾が、プラスチックパックの中に入れられていた。

B 大崎水産説

 現在の★広島県広島市西区の漁師町である草津の蒲鉾屋を発祥とする大崎水産が「カニカマの元祖」とする文献もある。 大崎水産も自社が「カニカマの元祖」としている。 フランスのテレビ局・CANAL+はカニカマの特集で、大崎水産を「カニカマの元祖」として紹介した。

大崎水産の創業者・大崎信一から家業を継いだ息子の大崎勝一は、珍味蒲鉾を数多く開発したが、その一つに、かに肉を詰めたきゅうりをノズルから出した魚肉で巻く「★かに胡瓜」という製品があった。 この「かに胡瓜」の製造工程で魚肉にカニの汁が混ざり、これがカニにそっくりの味がし、これをソバ状にしてそれを束ねて締め付ければ、カニ足肉のように、筋目のついたものができるのではないかと考案。★1974年(昭和49年)に商品化し、棒状のカニ風味カマボコ「カニスチック」を発売した。これが今日もっとも一般的な形状である「カニカマ」である。 2013年(平成25年)に大崎誠一は、農林水産省後援、日本食糧新聞社主催の「食品産業功労賞」を「カニカマ」発明普及貢献・「世界食」海外開拓の貢献者として受賞している。

「カニスチック」を発売直後に公正取引委員会から「カニがほとんど入っていないのに、カニを名乗るのはまかりならん。カニの絵もダメ」と叱られ、「フィッシュスチック」という商品名に変更した。 発売と同時に「魚肉製品の製造方法及び同装置」という特許出願をしている。 最初は手作業で生産され、各人の手の強弱も違うので製品が不揃いだった。そこで機械の開発を進めたものの、なかなか上手くいかなかった。 ソバ状の魚肉を自動的に結束する機械の完成は1976年(昭和51年)だった。 他社のフレーク状のカニ肉もどきは、この頃から売れ始めた一方、大崎水産の「フィッシュスチック」は売り上げが伸びず、1976年の売り上げは5億円だった。しかし1978年(昭和53年)から売り上げが異常に伸び、この年が売り上げ10億円、1982年(昭和57年)の売り上げは40億円に達した。 それにつれて、同業他社も、このスチック状のカニ風味カマボコ製品に飛びつき、★1983年(昭和58年)には50社を超える業者がカニカマを生産するようになった。 カニカマはカマボコメーカーにとっても救世主的な商品だった。1981年(昭和56年)9月に、大崎水産の出願が特許公報で公告され、特許が降りる見通しが強まってから、業界内がギクシャクし始め、業者や機械メーカーから数件の異議申し立てが特許庁に出され、★特許が降りなかった。 カマボコ業界の集まりである全国蒲鉾水産加工協同組合連合会(通称・全カマ)は、1982年(昭和57年)6月に「カニ足蒲鉾特許問題協議会」を発足させ大崎水産と交渉を重ねた。 大崎水産を始め、多くの業者が早くから海外市場にもカニカマの売り込みを図り、1983年(昭和58年)の海外輸出は1万5000トン以上を記録した。「カニ足蒲鉾特許問題協議会」は「カマボコが大量に輸出されたなんて、神武以来の快挙なんです。外国でもカマボコになじみができたのは、今後の業界にとっても大きな財産です。もとを作った大崎さんの功績を讃えるのは当然です」と話した。

C マルハ説

 水産業界の最大手の大洋漁業(現・マルハニチロ)は、★1973年(昭和48年)にアンゴラ沖で大量に捕れた小型のズワイガニにスケトウダラのすり身を混ぜ、80%カニ肉で製造し発売した「★カニ棒」が、カニカマの先祖と主張している。 大洋漁業は1977年(昭和52年)から、スケトウダラ100%のカニカマを生産し、★アメリカ合衆国で売り込みを図ったが、芳しくなく、その後★1979年(昭和54年)にアラスカのタラバガニが壊滅状態になり、アメリカの国内景気の悪化で、本物のカニが口に入りにくくなって売れ始めた。加えて、アメリカ合衆国西海岸に寿司屋が林立するほどの日本食ブームになって1981年(昭和56年)6月頃から、爆発的に売れ始め、その後、ヨーロッパでも売れ始めた。

 機械製造は、大崎水産からカニカマの機械製造を許可された★山口県宇部市の食品機械メーカーである「ヤナギヤ」が★1979年(昭和54年)に カニ風味蒲鉾製造機を開発し、機械による大量生産が可能となった。 1982年には海外への販売も開始し、後述する世界的な普及のきっかけとなった。 2011年現在では、同社のカニ風味蒲鉾製造機械は世界シェアの70%を占める。

製品発売年表をまとめると以下の通り。

    1972年(昭和47年) - スギヨ「珍味かまぼこ・かにあし」発売(きざみタイプ)
    1974年(昭和49年)9月 - 大崎水産「フィッシュスチック(発売当初は「かにスチック」)」発売(スティックタイプ)
    1979年(昭和54年)6月 - 一正蒲鉾「オホーツク」発売(スティックタイプ)
    1980年(昭和55年) - ヤマサ蒲鉾 「かに爪風かまぼこ」発売(かに爪風)
    1981年(昭和56年) - 堀川「アラスカ」発売(かに足肉風)
    1990年(平成2年) - スギヨ「ロイヤルカリブ」発売(かに足肉風)
    1996年(平成8年)3月 - 紀文食品「したらば」発売(タラバ足肉風)
    2003年(平成15年) - 大崎水産「マリンクイーン」発売(ズワイ足肉風)
    2005年(平成17年) - スギヨ「香り箱(関西地区では「かにちゃいまっせ」)」発売(カニに非常に似せたズワイ足肉風)
    2014年(平成26年) - カネテツデリカフーズ「ほぼカニ」発売(カニの代替品レベルを目指したもの)

 世界での普及について、カニカマは世界各地で安値で食べられるサラダなどのトッピングとして広がり、水産加工メーカーとしてはいち早くヨーロッパ、アメリカ合衆国に進出を果たした紀文食品のマリーンを足掛けに、日本から多く輸出された。 しかし、欧州連合(EU)、アメリカの水産食品製造施設へのHACCP導入により、対応できる日本の企業が限定されること、現地生産の増加、BSE等の影響で輸入冷凍すり身が高騰したことなどから輸出は減少傾向となり、★現在、海外では韓国製のものが多く流通している。

EU、アメリカでは肉より魚を好む傾向が強くなり、日本食ブームが追い風となって、世界の消費量は拡大、カニカマを指す「スリミ(surimi)」という単語も定着している。 フランスではこのスリミと野菜類を普通のフランスパン(バゲット)よりも★柔らかい食感のスエードワ(スウェーデン風パン)で挟んだものを「スウェーデン風サンドウィッチ」と称して街のパン屋などで広く売られている。 またアメリカには"KANI"という商品名のカニカマも存在しており、スシバーなどでは蟹を意味するcrabに対して、kaniと言えばカニカマのことを指すという誤った用法が定着している地域もある。

2015年1月時点で、日本での消費量は★年間5万トン。世界では50万トン消費されている。 ★一番消費量が多いのがヨーロッパ地域で、1位:フランス、2位:スペインである。 世界一の生産国は★リトアニアで、同国の「ビチュナイ社」が、カニカマのシェアNo.1である。 プルンゲに工場があり、ヨーロッパ各国へカニカマを輸出している。

中国では日本から技術導入した工場が現地製造している。 「人造蟹柳」(レンザオシエリュウ rénzào xièliǔ)などと呼ばれるが、鍋料理など、各種の中華料理に加工されて普及しており、「蟹柳」と書かれた料理を注文する際には、本物のカニ肉を使ったものか確認が必要である。 また、本物のカニが安価に手に入る★タイ王国やフィリピンでも、代用品としてではなくカニカマ自体が人気食品となり、鍋や天ぷらの具として一般化している。 1990年代初頭の中国のホテル等ではジンの香りのするマヨネーズと和えて珍しい一品として食べられた。

タイではカニカマは寿司の具、刺身の一種としても認識され、タイ資本の日本料理店では刺身盛りの中にも登場し、寿司の具でも定番人気となっている。 もちろん本物のカニでないことはタイ人も知っているが、ごく普通にシーフードの一種として扱われ、スーパーマーケットでも必ず魚売り場に置かれている。アイスボックスを使った「カニカマボックス」を設置する店も多く、国民食として定着している。

 関連商品としては、類似の商品として「えびかま」と「ほたて風味かまぼこ(焼ほたて風味かまぼこ)」があるが、風味付けをした商品も本物のすり身を使っている商品も同じ名称を使っていて、名前のみでの区別は不可能である。それでも基本的には、エビカマはカニカマ同様、蒲鉾(魚のすり身)にエビの風味を付けたもの、ホタテ風味カマボコは、蒲鉾(魚のすり身)に焼きほたて(焼いたホタテガイ)の風味を付けたものである。

ずわい天(ずわいてん)はカニカマの派生商品で、テレビ東京『和風総本家』「ニッポンの縁日屋台 2017夏」(2017年(平成29年)8月3日放送回)によれば、★平成時代末期の日本の縁日などの屋台で売られるようになり、次第に販売地域を広げている人気商品である。 蟹の身を混ぜた魚のすり身(蒲鉾)を、大振りなズワイガニの蟹脚の身に似せた形に整えて串に挿し、おもて面だけに紅麹を塗り、販売直前に170℃の調理油で1分ほど素揚げした後、バーナーで焼き目を付けたもの。蟹のすり身がたっぷりと入っていて贅沢な味わいが売りで、そのまま蟹の風味を楽しむ食べ方と、かにみそを乗せて食べる方法がある。 2017年(平成29年)夏の時点で関東地方を中心に全国17都道府県で売られている。特によく知られているものとして築地場外市場の常設店がある。  (Wiki)

 

 

ーーー                                初版20230929 十五夜・曹洞宗道元禅師忌・三りんぼう  数日振りですが、今日の東京(大手町)最高気温は32.9℃、、全国では静岡清水の36.0℃が最高気温。以下静岡県静岡35.8℃ 山梨甲府35.4℃ 三重桑名35.3℃ 山梨大月34.7℃ 高知県高知34.6℃ 鹿児島県鹿児島・山梨韮崎・千葉鴨川・千葉牛久34.3℃ 神奈川小田原34.2℃ 和歌山新宮・山梨勝沼・神奈川海老名34.1℃ 宮崎串間34.0℃だった。 東京では府中33.6℃が最高だった。。

ー時節項追記同日深夜未明 ※28木の内容が中心    ①    ▷静岡・甲府 最も遅い 猛暑日に 16:12  > 暑さが戻ってきた感じ。でも一時程でなかったが、 、   ▷▷滋賀・彦根 児童約30人 熱中症か 14:09  > 急激な気温の変化は子供やお年寄りに先ず影響があるのは常識。周囲が十二分に気を付けてあげて欲しいかと、、       ➊▶       ②    ▷岸田首相側 収支報告書にミス 複数 22:59    ▷維新代表 経済対策は「焼き直し」19:47    ▷墨田区 赤ちゃんポスト 設置へ 19:34  > ? 昔からあるものでは?    ▷立憲・原口氏の発言 ウ大使 怒り 17:33  > 怒らせるべきは露かと    ▷核ゴミ巡り 二分した対馬 「ノー」市長判断 8:05    ▷岸田首相 持続的賃上げへ 減税 水22:54    ▷水俣病判決 満員の傍聴席から 拍手 水23:55       ➋    ▶ト氏 共和党討論会欠席に 批判 20:57    ▶ナゴルノの「共和国」 来年消滅 17:48    ▶北 各武力政策を 憲法明記 9:17    ▶イラン製無人機に 日本製部品 報道 16:47       ③    ▷経済迷走「SBI新生銀」 上場廃止へ 22:23    ▷中小企業 人手不足 過去最悪 17:03    ▷電力大手8社 11月から電気料金 値下がり 17:01    ▷長期金利 一時0.75% 10年振り水準 11:47    ▷東京株 終値499円安 3万1872円 15:44    ▷8月の許可衣類 対中輸出75.7% 減 12:54  > 政府の政策のせいだと思うが、当然漁業関係者の方々への補償は十分なされているのだろうか、、    ▷脱毛サロン「C3」 経営元 破産 16:28    ▷▷ヤマト運輸は廃止 マクドも敗訴 「変形労働時間」は規制の抜け穴か? 10:39    ▷ホンダ 本社ビル建て替え 発表 水22:52    ➌    ▶中国大型連休へ 東京行き ほぼ満席 13:29  > 渡航者が増えると疾病も懸念、、処理水なんかよりもよっぽど影響あるかと。。(処理水は別の意味で問題はあると思うが、、       ④▷➍▶       ⑤    ▷▷岩井明愛 3連勝へ首位発進 17:53  > 本当に女子はレベルが上がったかと。樋口名誉会長現役の頃はE~+2、3でも優勝だったから、、(道具の進歩もあるかな?)    ▷大相撲 体格基準を事実上 撤廃へ 6:35       ➎▶       ⑥    ▷公園のキノコ食べ 錯乱 都が注意 18:50  > またもや目立つ系の指示系ニュース、、←考え過ぎかな    ▷カルテル 中国電力 取り消し求め 提訴 20:59    ▷ライオン檻の中で 人型終えれているのを発見 咬まれたか ~福島・二本松 17:36    ▷2回目の処理水放出 10・5 開始へ 17:47  > 本当に数値が上がるとしたらこのタイミングかと、、それも終盤と読みますが(これ迄の東電の考えそうな事、)。。    ▷女川原発再稼働 来年5月に 延期 15:46    ▷▷闇バイト募集投稿 削除要請 拡大へ 10:58  > …と云うか法で禁止すべきでは?       ➏    ▶米・フィラデルフィア 若者が集団略奪 50人以上が逮捕 11:46       ⑦    ▷▷「1千万円当選した」と30代常連客 コンビニ店員「何かがオカシイ」と直感 メール詐欺を未然に防ぐ~阿久根市 水11:12    ▷世界大学ランキング 日本勢 躍進 9:47       ➐    ▶インド 92歳女性が通学 生涯の夢 0:27       ⑧    ▷猫に木天蓼(マタタビ) 依存性「なし」 研究 14:26        ➑    ▶巨大ブラックホールが自転 新証拠 国立科学研も所属の国際チーム 7:27       ⑨    ▷阪神・高橋遥人 術後※最長「50m」のキャッチボール 披露 12:00  ※2022年4月25日トミージョン術を受け退院。2021年11月には左肘クリーニング術、、2023年6月左尺骨短縮術及び左肩関節鏡視下クリーニング術。9月16日にキャッチボール開始していた。    ▷▷門別啓人 一軍合流 30土からの広島2連戦 先発見込み 水12:00    ▷広5年目・島内 球団史上初 最優秀中継ぎ確定 6:05    ▷オリ・平野佳 名球会基準250Sに 王手 6:10     ▷胴上げ23回 引退のDe・藤田が涙 7:14    ▷ハム・谷内 引退試合で 5ポジション 水20:20    ▷岡田阪神 甲子園最終戦で挨拶 試合は負けるも満員 水    ▷巨人・松田 今季限り 引退へ 水23:40    ▷立大野球部 トラブルか? 調査へ 22:01    🔴昨日28木のNPB結果 《C;阪神優勝》   一軍日程なし     《P;オリックス優勝》  🔺ロ2-9ハ    🔺オ5-9楽▷2位SB←0.5G→3位楽天←0.5G→4位ロッテ ▷東・藤平 先発        ➒    ▶ジャッジが2HR猛追 大谷に7本差  > 残り4試合、、微妙な感じ。。出場110試合での達成になるとも    🔴昨日のMLB結果 《A》  Ray5-0RS▶吉田6指名 2-0 .287   Roy0-4T   NY6-0BJ   Ath4-6Tw   TxR5-0A   Ast8-3Mna      《N》  Maa2-11Met   P2-11F   Cub5-6Bra▶鈴木5RF 4-0 .282    Kaj2-3Bry▶ヌート5CF 3-1 .262   Maa4-2Met▶千賀5回96球3安打8K3四2失点 同点降板で付かず 通算12勝7敗 202奪三振 防2.98   D8-2Roc   Pad5-2G     《I》  DB3-0WS   Red3-4Ga   Nat1-5Ori       ⑩▷➓▶       ⑪【J関連】 ▷ジャニ事務所 10・2 社名変更か 13:53  > それで済むとは到底思えないが、、    ▷▷⇗    ⇘テレ東 J新規起用「慎重に」 16:29  ⇘テレ東 11月開催「60祭ミュージックフェア」 現状ジャニ出演なし 15:59

ー                                 (画像・1) カネテツの「ほぼいくら」 物価高の折、重宝されている方々も多いのでは   /同上

 

(画像・2) フェイクうなぎ、、今はいろいろな種類があるのですね  /ウナギフェイク商品 Kakakumag.com

 

(画像・3) スギヨの「香り箱」。ステッィク状になっているだけでなく節のようなのも。       最初子供時分にカニカマを食べたとき、味や触感もそうですが肉汁に感動した記憶も、、  /日刊ゲンダイ

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