狩場インターチェンジ、からタイトル変更しようと思ってる・・・

Norikoのかなり気まぐれなブログ。横浜F・マリノスのこと中心にグデグデと雑談などを。

対 鹿島アントラーズ戦

2006-09-21 | サッカー
Jリーグ ヤマザキナビスコカップ 準決勝 第2戦
横浜F・マリノス VS 鹿島アントラーズ 会場:日産スタジアム

◎結果2-1 横浜F・マリノス勝利
◎得点者
18分 上野(横浜)
77分 柳沢(鹿島)
82分 松田(横浜)

◎今大会のアウェイゴール方式適用ルールに則り、
第1戦の結果1-0鹿島アントラーズ勝利とのトータルスコア

 鹿島3-2横浜

となり、決勝進出は鹿島アントラーズに決定



あと一歩及ばず決勝進出を逃した。残念。悔しい。

だけどこの試合のF・マリノスの選手達の奮闘は本当に称えたい。
選手の気持ちが、気迫が、私達に迫ってくるような試合はいつ以来か。
試合終了のホイッスル、ピッチに倒れこむ選手。立ち尽くす選手。
ほどなくして、気をとりなおしたように足をひきずりながらゴール裏に
向かい、頭を下げるその選手達に厳しい声をあげることは出来なかった。

あの悪夢のようなリーグ戦のセレッソ戦、アルディージャ戦、その頃から
1ヶ月。チームがまるで生まれ変わったような戦いを、この試合はしていた
と思う。
ピッチを大きく使い、ボールを動かし走る、サイドのスピード、中盤の躍動。
特に上野の活躍に酔う。このベテラン、気を抜いたプレーに怒りたくなること
もあるが、ひとたびスイッチが入ったかのようにピッチで輝きを見せれば、
F・マリノスのリズムを力強くリードする。素晴らしかった。

大きな代償を払ったが、こういうサッカーが出来るようになったことが感慨深い。

感慨深いといえば、あとひとつ。
忘れかけていたこの大一番を控えた試合のヒリヒリするような緊張感を
味わえたこと。
3年前、2年前と優勝を争っていた頃は毎試合こういう緊張感の中にいたことを
思い出した。

ここぞ、という時にしか歌うことのないサポソン、
 
 ひとりひとりの 気持ちをあわせて
 辿りつこうぜ 最高の場所へ
 戦おう みんなで 横浜F・マリノス
 オレがやってやる 気持ちが大事さ

を試合前に歌った時、不覚にもちょっと泣きそうになった。

フロントの失態などなど、複雑に思うことも多々あるけれど、
私はこのチームがやはり好きだ、大好きだ。
だから勝ってほしい、勝って、あの栄光にをまた取り戻して欲しい、
だから頑張れ、と心の底から応援できるような試合だったと思うし、
こういう試合が久々に見れたことは本当に嬉しかった。


・・・・以上、前向きなこと。以下、言い訳と苦言と雑談(笑)

□第1戦の敗戦

1-0のスコア。その1失点は、吉田孝行が相手選手と接触、転倒。
ただ、強打したのが頭部で、そこからべっとりと流血がある。
当然、F・マリノスの選手やベンチは一旦プレーを切る様に、
審判に対して声を上げるが、この日の主審の岡田氏はそれを流し、
その間に決められたものである。
鹿島の選手も必死だから、隙あらば攻撃に出ようというのは分かる。
ただ、ピッチの上で負傷し明らかにすぐに立ち上がることができない
様子を呈する選手がいる際には、審判はその裁量をもって、プレーを
停止する義務があるのではないか。

この試合、録画で後から見たが、功治、隼磨が代表で抜けた中での
戦いにしては上出来だったかと思う。鹿島にはリーグ戦の順位では
上に行かれているが、実力ではそれほど差があったと思えなかったし、
本当に、その失点が悔やまれてならない。

□第2戦について

久保が前節のリーグ戦でレッドカードを受け、出場停止。
この久保のレッドカードについては全く異議はない。
・・・2試合で済んでよかたった・・・というのが本音(苦笑)
ただ、ナビスコの準決勝を控えたこの試合で、愚行に出てしまった
久保の責任は重い。
オオシも奮闘していたが、久保という駒を持てなかったことで、
試合運び、交代も含めた選手起用に限界が見えたのは事実だった
と思う。

そして柳沢の得点シーン。今季のお約束ともいえるセットプレー
崩れでの失点。アウェイゴール方式が採用されている以上、この
試合で失点を許すことは本当に状況を厳しくする。
柳沢へのマークが甘くなっていたDF陣には猛省を願いたい。
前節より起用されたGK哲也は、その時点では久々の出場のせいか
不安定な感が否めなかったが、この試合それはかなり払拭され
頑張っていただけにDFの集中が維持できていなかったことは残念で
ならない。

□今年のナビスコ
予選の組み分けで、レッズ、ガス、アビスパと同組。
レッズには2戦とも派手に惨敗したが、リーグでも調子の出ないガス
(成績的にかなりお仲間ではあるが)下位に低迷するアビスパから
勝ち点を地道に獲得し2位抜け。他の組より上位下位がはっきり
した組だったこともあり、その地道に積み上げた勝ち点が、結果として
効いて、決勝トーナメント進出。準々決勝の相手は当時は絶不調だった
ジュビロとグデグデ対決だったが、久保の復調もあり勝ち抜け準決勝へ。
準決勝の相手はオープンドロー。ここで苦手なフロンターレと当たる
ことがなかった、と運にも助けられ準決勝2戦まで楽しめたかな~、
と今になって思う(笑)


これでナビスコという当面の目標を失ってしまったけどリーグ戦はまだ続く。
そしてまだ天皇杯がある。

水沼監督になったことで、この天皇杯に対する意気込みが変わるのでは、
と漠然とした期待があることは確か。

11月3日、国立での決勝の舞台に臨むことはなくなったけれど、これで、
その日は水沼F・マリノスの天皇杯初戦(多分)

またこういう、素晴らしい戦いを見せて欲しい。
そして勝って喜びたいし、勝ち抜けて、今度はお正月に国立で喜べれば
いいな、と心から思う。