シャンパンブレイク

30年以上JAL国際線客室乗務員としてフライトし現在癌の治療中。お酒大好き旅が大好き趣味はランニング~

おじゃったもんせ

2024年02月02日 | 読書の旅プールサイドでくつろいで

おじゃったもんせ 「いらっしゃいませ」という意味の鹿児島弁です。またまた大好きな鹿児島にやってまいりましたがあいにくのお天気で松方正義の銅像の前で筋トレとストレッチが出来ていません。ホテルのジムでランニングしています。

松方正義は幕末において、政務能力を発揮して低い身分から立身出世を遂げ、島津久光の側近まで上り詰めた人物です。 明治に入り、その政治能力はさらに開花。政界きっての財政通として、大蔵大臣(初・第2・第3・第4・第6・第8・第11代)、2度の内閣総理大臣(第4・6代)を歴任しました。日本銀行を設立するなどその功績はきわめて大きいです。 西南戦争の後遺症のインフレを抱えていた明治10年代の日本。銀市場への介入により銀と紙幣の平価を目指した大隈財政に対し、松方は過剰紙幣の整理という根治を目指しました。インフレを選べば賃金や年金で生活する都市住民が苦しみ、デフレ政策に梶を切れば生産者が苦しむ不況が待っています。幕末開港後の諸式高騰の記憶も覚めやらぬ中、近代国家に相応しい通貨の信任をと考えれば、松方の選んだ道は王道だったと評価することができます。日本実業界の大立者の、あの渋沢栄一にも匹敵する人物です。あの渋沢栄一が民間の経済立役者なら、松方正義は官僚としての立役者ですね。

それに比べていまの政治家、安倍さんが亡くなってから保守ではなくなっています。尖閣EEZ内で上下逆さまの状態で中国ブイが発見され、直径5㍍程で“中国海洋監測”と表記されています。政府は中国側に説明を求め、海保は“航行警報”を発出し船舶の安全確保のためブイに発光物を取りつけました。自国EEZ内を浮遊する不審物を曳行して解明もできない岸田政権。そんなに中国が怖いなら早く首相を辞めてほしいです。それとも怖いのではなく 岸田政権といわず自民党の主流は日本が「平和裡」に中国に取り込まれるのを介助する方針だとすると全ての辻褄が合います。

 

 


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