シャンパンブレイク

30年以上JAL国際線客室乗務員としてフライトし現在癌の治療中。お酒大好き旅が大好き趣味はランニング~

癌と付き合う

2009年04月12日 | 
外来での診察の会話。

「切除後の残った胃に発生したがんを残胃がんといいます。
切除後の検査を必ず受けて早期に発見することが大切。

それと、肺や肝臓に転移する可能性もごくごく低い確率ですがあります。
定期的に検査をしましょう。」
と先生。

「残った胃に転移するんですか?」

「可能性があるということで、あまり神経質に考える必要はないですよ。
とにかく早期癌には間違いなかったんですからね。」

「はい。これからも検査の方よろしくお願いします。」

「とにかく食事を1日に6回くらいに分けて食べる。
ゆっくりと時間をかけてね。
基本的に何を食べても構いません。
ただ人によっては、脂っこい物や炭酸系の物を受け付けないとか、気分が悪くなったりとかがありますから注意しながら始めてください。」

「あの~?お酒は?」(思い切って聞いてみる。どきっ)

「お酒?いいですよ飲んで。何が好きですかお酒は?」

「え~と、ワイン・シャンパン・焼酎・日本酒・ウイスキーやブランディなんかも、その時の気分で・・・ビールものどが渇いた時や、仕事の打ち上げの時とか・・・」
(ほとんど全酒類制覇?きゃあ~)

「うん。うん。これからは安いお酒になるかもしれませんよ。
炭酸系・・・ビールやシャンパンは量が飲めなくなるだろうし・・・以前と比べて格段にアルコールに弱くなる人がほとんどです。
すぐに酔っぱらちゃう。
安上がりの体質に変わっているかもしれないですね?
ただ、ごくたまに、胃の手術を受ける前よりもお酒が美味くなって飲めるようになったとか、以前よりも強くなったとかいう人もいますが・・・
まあまあ・・・ゆっくりと楽しんでください。」

と、お酒解禁令が出されました。





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